自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

GT800

今日届いた。

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 下記サイトを参考に購入した。

http://catwalk1101earphone.hatenadiary.jp/entry/2017/01/20/070000

 

いやー。レビュー通りの音がする。

cat walkさんの記事で何本かイヤホンを買ったみたが、見事に全部お気に入り。今回も大いに気に入った。( ̄▽ ̄)

 

このままは使わないから、分解すると思うが、なかなか抜群の中高域だと思う。

楽しみが増えたな。

d( ̄  ̄)

次期作構想 で。作り直し

今回の構成で、かなり好結果が得られることがわかった。

一晩置いて聞いてみると、やはり音はまるで別物と言えるほど変わっている。

ふくよかで、柔らかいが程よくシマった低音に支えられて、中高域が高解像度で聴かせてくれる。サウンドステージもかなり広がったが、IE800程は広くない。また、高音域も及ばない。だが、そんな事はどうでも良いような柔らかい雰囲気をまとっている。しかも低音は、決して中高域にかぶらない。

ダイナミック一発とは、「ダイナミックらしさ」で違っている。ダイナミック一発が万能選手で、完璧な再生を実現するなら、ダイナミック多ドラはコテコテ選手。このキャラを伸ばして作ってみたい。

( ̄▽ ̄)

 

改善点を整理する。

①ドライバの見直し

JVCドライバは、中域が厚い印象。悪くはないが、もう少し高音よりでもいい。

10ミリドライバもベースラインのもう少し下を狙ってもいいと思う。

ドライバの選定で、サウンドステージの広さと解像度をもう少しあげたい。

 

②左右バランスの改善

毎回、ダイナミックの多ドラ機を作るときに悩まされる。どうも左右のバランスが偏ってしまうことが多い。

ちゃんと、バージンのパーツもしくは、キッチリ視聴してマトモなものを揃えたい。

あくまで仮定だが、日本製品でもドライバ毎に音が違っていることも多いのではないかな?

 

③低音の質

10ミリドライバからの音導管の太さは要検討だと思う。もう少し太くするか?

 

④ドライバの位置決め方法

左右のドライバの位置を完全に合わせたい。

だが、何処を基点にして位置を決めるかが悩みどころ。そもそも左右で耳の形は結構違うし、鼓膜の位置など測りようもない。

今は、第1カーブの辺りを目安にしているが、曲がり方も大きさも違うので、多分ズレてる。

いろいろ考えてみないといけないな。

 

⑤カナル部分の作り込み

目の前に、振動板が見えてると、レジンワークでビビってしまう。左右の形を揃える為にも安全な方法を考えるべきだと思う。

 

 

てな訳で。

良質な5.5ミリを探してみよう。

AKGとか、ベイヤーにもあったっけ?低音は出なくていいから高解像度で表現力が高い方がいいな。

( ̄▽ ̄)

 

 

5.5ミリシリーズの他にも、8ミリクラスの多ドラも構想中。早く届かないかな。

d( ̄  ̄)

次期作構想 筐体の穴

いやいやいやいや。

感動した。( ̄▽ ̄)

 

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よーーーく、見ても穴が空いていることに気づかない程度の穴。0.3ミリ。

10ミリダイナミックドライバの背面に開けてみた。

intime渡部さんに「音が激変するよ」と勧められていた。渡部さんは、ミクロン単位で追い込んでおられるそうだが、私の機材ではそんな事をできるわけもないので、取り敢えずあるもので加工した。

 

ダイナミック3発実験機は、音を出すたびに高音が伸びて良い感じだったのだが、まだ、何処かにコモリがあって、それが気持ち悪かった。

 

筐体への穴で、コモリ感はかなり改善されて、低音も気持ちよくかなり沈み込み出した。

これは、かなり気持ちいい。

( ̄▽ ̄)

 

あくまで今回の作品は実験機としている。

穴の数や大きさを少し追い込んでみるかな。

かなり感動したしd( ̄  ̄)

 

次期作構想 意外にいいかも

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もう、組むのをやめようかとも思ったが、一応最後まで組み上げることにした。

ブラックシェルにブラックフェイスプレートが、意外にかっこいい。( ̄▽ ̄)

錘の追加に、レジンの充填を一応キッチリやってやった。

 

出音は、昨日のものとはすごい違う。

1時間程度のバーンインで、高音が気持ちよく伸び出した。

もう少し様子を見てみたいが、音が柔らかく、女性もののジャズボーカルなどにばっちし合う感じ。この方向性はアリだと思う。

 

だが、微妙に音が右耳に片寄る。(T_T)

慎重にドライバを選んだつもりだったが、微妙なバランスは組み上げてみないと難しいことが再認識された。

どおせえっちゅーーーねん。(T_T)

愚痴ってても仕方ないので、左耳のカナル部分を拡大してやって多少改善させてやった。

 

まぁそれでも、そこそこな音だと感じる。この構成で、何度か作っていくと良いものができる可能性はあるな。

5.5ミリドライバを2発。出来るだけカナル出口に近づけるため、この2発は5ミリ程度ずらしている。

10ミリドライバの出口は0.5ミリ程度の太さのビニールチューブで、カナル先端まで導音している。レジンと錘の効果で低音のコモリ感はかなり改善しているものの、この部分がちと甘かったのかも知れない。次に組むときはもう少し太めで考えてみよう。

 

上記の構成でダイナミックドライバ3発。

無理に多ドラにしなくてもこの程度でも楽しくはあるが、解像度は6発には負ける?ただし、高音が出ているので、こちらの方が聴きやすい。微妙な感じだ。

 

今回の作品でわかったことをまとめておく。

ダイナミックドライバの多ドラ機で大切なことは、大切な順に書くと以下となる。

①ドライバの位置

これが最重要。音のバランスがこれで決まってしまう。

②ドライバの質

せっかく良い場所に配置出来ても、ドライバがショボいと10万円クラスの音にはならない。

③ドライバの数

やはり、多ドラの方が何かしらの魅力は増すが、多ドラにする事で位置が甘くなるようなら、ドライバの数を減らす方が良い。

 

多ドラは魅力的だが、、、入れるのはかなり難しい。と結論した。d( ̄  ̄)

 

でも今回の作品は、まぁまぁ気に入ってしまった。IE800や、煌カスタムには及ばないが、育ててみると意外に良くなるかも知れない。アコースティックな感じというか、暖かいというか。。そんな魅力だな。

まぁ、良しとしましょう。( ̄▽ ̄)

 

 

まだまだ、磨くぜ

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スポンジヤスリが気に入っている。

ホームセンターで細かい番数のものがたくさん売っていた。

1000〜4000相当のものまで買えた。

早速、リューターに取り付けて磨いてみた。

 

これは、かなりよかった。

さくさく削れるが、変な傷が付かない。

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煌カスタムも磨いてやった。写真はスポンジヤスリの後にコンパウンドまでかけている。

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なかなかであるd( ̄  ̄)

 

 

次期作構想 実験

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ダイナミックドライバ

5.5ミリクラスにどうしてもこだわりたかった。

以前から準備していたドライバで実験することにした。

 

5.5ミリを2発と10ミリを1発。

実験のポイントは、5.5ミリをできるだけカナル先端に近づけた場合の音質変化の把握。

あと、10ミリドライバ先端部の音導管の効果の把握。

 

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組み上げてみた。

簡単に出音を確認。高音域は明らかな改善がみられる。音のバランスも悪くない。

が、、、どうも空間がおかしい。

上方向に伸びていかない。(T_T)

 

低音も締まった感じがない。だが低音はまだドライバをちゃんと固定していないからとも考えられる。

でも、低音は盛大に出るが、中高域にかぶってこない。この辺りが多ドラのメリットだな。

 

うーん。迷ってしまう。

このまま、組み上げるか??

錘を入れて、バランス化してやるとどこまで改善できるかな???

まぁ、こんや寝ながら考えてみて、気が向いたら組んでみよう。(T_T)

 

確かなことは、もうすこしチャンとドライバを選ばないといけないということ。

思わず、ATRとB10、UiiSii GT800を注文してしまった。このドライバ達なら、もっと高いところを目指せるはず。

d( ̄  ̄)

 

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近所のホームセンター。

夕暮れが綺麗だったが、体調が悪く夕方まで寝ていた。。。

 

 

 

 

 

intime 渡部さん

久しぶりにお会いする機会があった。

渡部さんの話はとにかく深いd( ̄  ̄)

何を聞いてみても、すぐさま百パーセント的確な回答をくださる。

イーイヤホンTVでも凄かったが、実際に自由にお話しすると、知識、アイデア、情熱がすごいと圧倒されてしまう。

 

また、試作機を聞かせて頂いた。

いやいや、おいおい。すごかった。d( ̄  ̄)

有線だろうが無線だろうが、3000円だろうが、30万円だろうが、本気で作ると渡部さんの音になる。その事がリアルに体験できた。

 

帰り道、自分の作品を聞いてみると、コモって聞こえて、聴いてられなかった。低音も高音も、中域の解像度や深みも。。まるで幼稚にしか聞こえない。ほんの数時間前まで気に入って聴いていたのに、イキナリの激変に凹んでしまった。

 でも、不思議なことに一晩寝ると、またいい音に聞こえてしまう。。。d( ̄  ̄)

そして、やりたい事が沢山噴き出してきた。

しばらく、楽しめそうだ。

 

 

普段は利益主義に走りすぎて見えなくなってしまっているが、渡部さんのようなホンモノの技術者は確かに存在している。

仕事で科学技術に関係する人間のはしくれとして、そういう技術者に少しでも近づけるように頑張っていきたいものだ。d( ̄  ̄)