今まで分解してきたイヤホンの数は、かなり多いいと思う。失敗も沢山d( ̄  ̄)
そんな中で、イヤホン筐体の「カタチ」から気づいた点を何回かに分けて書いてみようと思う。
・音抜き穴
・カナルの太さ
・カナルの形
・カナルの長さ
・ドライバの向き
・ドライバ前面の空間
今書きたい項目はこんな感じ。気づきがあるたびに増やしていこう。
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→まずは、「音抜き穴」について。
イヤホンをよく観察すると、針の先程の穴が空いてるモノがある事に気づく。
単純に穴が空いているものと、中にフィルターがかましてあるもの、金属メッシュ等で蓋をしているもの。開閉させて音を調整できるものなどもある。
穴の場所は、ドライバの前面か、ドライバの背面。場合によってはどちらにも空いている。
この穴の大きさと数でチューニングが可能で、多くのメーカーが穴を開けている。
ドライバ背面の場合、穴径を細くしていくと低音のピークが低い方に下がるようなイメージがある。逆に広げていくと中域に移動していく。
穴の大きさはせいぜい、大きくても1ミリ程度まで。通常はコンマ数ミリでいい感じが探れると思う。1ミリより大きいと低音が抜けすぎて、中域も締まりがなくなることが多い。ゼンハイザーのIE800やソニーex1000などは、1ミリ以上の大きな穴が空いているが、かなり例外的だと思う。
あと、穴を開けると当然、遮音性がかなり落ちる。コンマ5ミリ程度の穴でも、かなり外音は入ってくると思う。
まぁ、まだまだ勉強中だが、ドライバ背面の穴については、こんな感触を持っている。
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→市販品を見てみると、カッコいい開口部が付いていても、ダミーの事が意外に多い。中で塞がっている。
開口部に本物の穴が空いていたのは、前述のIE800やex1000など、本気で作られたと思われる高級機。一万円程度のモノはデザイン的なダミーが多い印象がある。E700Mや、JVCはダミーだった。(まぁ、私はダミーの開口部もカッコいいなら大好きだが。)
逆に価格は安くてもmiuxのix1000は、背面のコンマ数ミリの穴を開閉させて低音量を変えていた。
そして、中には盛大に「本物の」穴が空いているのだが、明らかに変な音になっているモノもあった。だって指で塞いでみると明らかに音が向上したもんなー。
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試聴の時、「あれ?」って思ったら、指などで穴を塞いでみたら音が変わるかもしれませんね。
まぁ、だからどうだって事もないのですが。。
(^ ^)
〜追加〜
intime煌の音抜き穴。
すごいこだわりで、複雑に作られてる。
よくこんな作りにできたな〜。
つまり、音を設計するとはこういう事。
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