自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

ユニバーサル機試作に向けて④

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ブルーミクスを整形している。簡単に単純にサクッと作業を終わるつもりだったが、こだわり出すと、なかなか時間がかかる。

 

ドライバをできるだけ鼓膜に近づけたいので、筐体の先端部分がどんどん細くなっていく。

んー。削り過ぎたか?

 

どこにも無いカタチにしたいが、カッコ悪かったら意味ないし。。悩ましいな。

 

もうすこし、悩みながら削ってみるかな。。

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Victorの木のイヤホン

先日、FX500 が気に入って強引にカスタム化してた。出音には納得しているので、後継機が気になり聞いてみた。

 

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先ずは、FX850と、FX1100。両モデルで外見はほとんど変わらない。写真は1100のもの。

850は、低音がモリモリ過ぎた。低音でマスクされてしまい、FX500 で感じていた中域の魅力が感じ取れなかった。。こんなに低音出さなくていいのに。。

1100は、幾分改善していたものの、まだ低音が凄い力量。もうすこし、締まった低音にしないと中域の独特の響きが隠れてしまう。。カスタム化するなら締められるはず。買うならこの子かも知れない。

 

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続いて、現行機種のHA-FW02。

変な低音バランスは改善されていて、見通しが良くなっている。解像度も高くききやすい。心地いい。。良いイヤホンだと思う。

だが、FX500 で感じた中域の広がり、クセも無くなり、普通のイヤホンに近づいたと感じた。イヤホンとしては完成されてきたと思うが、普通の音を求めるのならいいイヤホンは、他に沢山あると思う。微妙な立ち位置だな。

 

 

後継機たちは、悪くはないものの、私には魅力がなくなってしまった。。少々高音が伸びなくても、得意な音楽が著しく限定されても、「これが木だ!」と言わんばかりの独特の響きが好きだな。そういう意味では、初期モデルがマストなのかも知れない。

 

まぁ、込み入ったアニソンとか聴くと、ぐちゃぐちゃになるけど、小編成のジャズならバチっと決まる。d( ̄  ̄)

 

 

イヤホンのカタチ④ 前面空間2

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一時期、ソニーから出ていたカタチ。

ドライバーに対して平行に音を出している。お気に入りのex1000もこのカタチに分類されると思う。

ここまで曲げても高音域が不足するとは感じない。それだけドライバー側で高音が強調されているのだろう。

メリットは、筐体を深くまで挿入できること。しかし、微妙にカッコ悪いような。。。

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あと、ドライバーに対して垂直方向に音を出すのだが、ドライバの端から音を出すもの。

写真はオンキョーのE700。ドライバーの端から出していた。

挿入深さは稼げるかもしれないが、音はどうなるのだろう。ひょっとして、低音が大きくなるのかも知れないが、確証はない。。

ベイヤーダイナミックもおなじような考え方で出していたな。

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中華製のイヤホンに見られる前面空間。

ZS5も基本的に同じ。「隙間が空いていれば、音は抜けるでしょ?」って言われてるようなデザインになっている。結構、音がぐちゃぐちゃになるように感じるのだが。。。

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いいなと思える音が出るイヤホンは例外なく、音が抜ける方向が考えられていて、無理のない加工がされていると思う。

ドライバの大きさや性格よって、いろんなカタチがあるが、「空気の流れに、引っかかりがない」っていうところがポイントかもね。

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イヤホンのカタチ④ 前面空間1

イヤホンドライバの前面空間。

これが、なかなかの悩みどころ。未だ正解が見えてこない。

 

広いと、高音が出る?

狭いと、低音が強調される??

そんなロジックが言われることもあるが、本当かどうか分からない。

既製品のカタチをいくつか眺めてみたい。

 

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ごくごく一般的なカタチ。ドライバと垂直方向にカナルが生える。

ドライバ前面の空間は少なめ。多分数ミリしか空いていないと思う。

垂直方向にカナルを配置するメリットは、高音が減衰しないこと。曲げると高音は減ってしまう性質があるからそこを嫌っている。

このカタチのデメリットは、耳に深く挿入できないこと。筐体がどうしても当たってしまう。

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わかりやすい事例をもう一つ。

ここまで筐体が大きくなると、盛大に耳からはみ出すはず。

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このタイプの筐体の内部を眺めてみる。

注目すべきはカナル部分との接続部。赤色のモノは面取りしてあるが、銀色のモノは直角になっている。

面取りすると、中域〜高域が改善される気がするが、確証はない。

 

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intimeのソラの筐体。

ドライバ前面空間をかなり広めに確保している。カナルとの接続部も面取りされている。

しかも、この筐体、かなり重い。素晴らしいと思う。d( ̄  ̄)

コドングリも外から見たら同じようなカタチをしていた。

今後、この手のデザインが主流になって行くのかもしれないな。

 

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続いて、曲がっている筐体。

筐体が大きくなっても、深く挿入できる。

デメリットとして、高音が減る。だが、もともと高域が強めのドライバになっていると問題とならないとも思う。

 

次の記事に続く。d( ̄  ̄)

 

 

 

 

FX500 カスタム⑤

すこしのんびり寝て疲れた状態から少し回復した。途端に、左右のバランスがとても気に入らなく感じ出した。やっぱり、体調ってかなり影響するな。d( ̄  ̄)

 

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そこで、左耳のみ、かなりがっつり削り込んだ。

イキナリ音が近づき、鮮明度も増した。真ん中に来るべき楽器がちゃんと真ん中に来た。

気持ち良さが格段に向上した。

 

削る方向をよく見てみると、私の耳の場合、左耳のドライバは少しだけ後側、後頭部方向に向けたほうが良のかもしれない。

やってみないとわからないが、次期作への課題としよう。

 

 

 

チューニング系の作業は、地味で面白みに欠けるが、ドライバ選定に匹敵するくらい重要だと思う。。。

チューニングって奥が深い。ほんの少しで激変する。低音から高音のバランス、音の広がり、解像度。どうとでもなるような気がしてきた。。d( ̄  ̄)

 

正解が、まだまだ見えてこないな。

楽しめそうだ。

FX500 カスタム④

新幹線でつかったり、街の雑踏を歩いたり。

悪くない。独特の響きに引き込まれる。小編成のジャズなど最高だと思う。

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FX500 カスタムはは、すこーしだけ見通しが悪い。中域の少し上の方がギラギラしないとも言えるかもしれない。

振動板に木が使ってあるらしいが、そう言われて想像してみると、確かにプラスチックの音がしない。一般のイヤホンと比べ、明らかに違いを感じることができる。プラスチックvs ウッド。悪くないな。

 

確かに一般のイヤホンはプラスチックを連想できる音がする。かといって、FX500 の音が、「木の音」だとも思えないのだが、紙のコーンとも違う響き。これは、すこし追求したくなるな。

 

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調べてみると、FX500 の後継機種はいろいろ出ている。また、victorブランドも復活するらしい。17万円もするイヤホンを出すらしい。。

17万円は無理としても、もう一つ木の振動板のイヤホン欲しいな。音の見通しがどんな風に改善されてるかを体感したいものだ。

でも、筐体が大きくなっているみたいだから、カスタム化は骨が折れそうだ。。d( ̄  ̄)

 

 

 

FX500 カスタムは、そんな新しい興味を掘り起こしてくれる作品になった。

さてと。ユニバーサル機に戻るかな。

 

 

 

 

 

FX500カスタム③

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外で使ってみた。

 

①外からのノイズ

オリジナルの筐体の後ろの部分にある銀色の部分、メッシュになっていてかなり大きめの音抜きの穴になっている。

当然、外の音が盛大に入ってくる。音楽を聴いていても、駅のアナウンスが聞こえる。安全性云々を言うのであれば、この位が適切なのだろう。

口径の大きなイヤホンは低音が力強い傾向がある。決して低音の量が多いというわけではなく、「低音に力がある」多少、街の騒音が入ってきても我慢できると思う。ただし、新幹線や飛行機など強力な騒音の中では、ダメだろうけどね。

(最近飛行機に乗ると、ワイヤレスのオーバーヘッドヘッドホンをつけてる人がとても多い。アップルの白いワイヤレスイヤホンの人も多い。あの騒音の中なのに楽しく聞けてるのかな。。)

 

FX500は、騒音の中でもある程度気持ちよく聞かせてくれる。でも、完璧な遮音性がなくても良いかと言われると、やっぱり欲しい。。

 

②出音及び使用位置の曖昧さ

出音の感想は、昨日と変わらない。解像度が高い反面、柔らかく、落ち着いて聞ける。かなりお気に入りだ。

しかも、イヤホンを耳に入れる角度や深さが多少変わっても音の変化が少ない。今回と同じように筐体をそのままシェルの中に入れたIE800や、ドライバをカナル先端部に配置したE3000では、もっと慎重に位置を決めないとバランスがこわれるのに。

これは、かなり使いやすいな。d( ̄  ̄)

 

③シェルの形

今回は、大胆にシェルからハミ出すデザインとしたが、意外にも耳の痛み等は全く感じない。シェルのカナル部分は、この位まで太くしても大丈夫な事が確認できた。

まぁ、カッコいいかどうかは別問題だが、口径の大きなドライバでも位置決めの自由度が格段に上がったと思う。

 

 

さてと。

ブラック企業の週明け。

頑張りますか。d( ̄  ̄)