自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

結局、カナル

結局、カナルの作り込みは、かなり音を変化させる。

高音、低音、中域、そんなバランスの調整はもとより、空間の広さや音の粒立ち、左右のバランスと、かなり調整がきく。

特にこの左右のバランスの調整がすごい効果を生む。うまくバランスを調整できれば、ピントが合ったような感じで、音像が明確になり聞こえ方がかなり変わる。

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一段下に置いているのが、DITA answer。これだけカナルをかなり短くしている。

上の6台が、カナルの長さを含めて組み直したいと思っているモノ。

かなり音作りは進めていたつもりだが、カナルが短いDITA answerに比べると全てのイヤホンが寸詰まりに聴こえてしまう。。

そんなものなのかなd( ̄  ̄)

 

 

さてと、沢山作り直さないといけないな。

 

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部屋での練習用にドラムを組んだ。

ゴムのパッドでは打感がたまらなかったのだが、本物を使ってやるとかなり楽しい。

何時間でも練習できそうだ(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

 

柴田淳 すごい良い

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柴田淳の「蓮の花がひらく時 」

発売から時間が経ったが、やっと聞くことができた。

 

声が少し変わったな。歌い方も変えてきてる。

全体に少し、ロック色も増したような。

でも、素晴らしかった。

楽器の演奏が素晴らしく、ミックスダウンも素晴らしい、歌の良さを最大限に引き出している。

特にドラムがよかった。バラードのドラムはこう叩けって感じ。全てのファルインに新鮮さがあって、全く聞き飽きない。ビシバシと刺激される。

 

朝の電車、久しぶりに初聴の曲で感動した。

d( ̄  ̄)

 

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セッティング検討中。

ハイハットの左にタムを配置。

意外に普通に使える。これも悪くないな。

 

 

 

DITA answer その後

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作成の最中で風邪を引き、放置状態になっていたモノを組んでみた。

前回のUiiSii BA-T8sでカナルの長さを短くしたのがかなりの正解だったので、answerもかなり短くしている。

フェイスプレートは最近は「黒」がお気に入り。このくらい落ち着いていて、ちょうどいいような。。

 

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シェルの厚みについて。

最近作るものは、はどんどん薄くなっている。角を落とし、かなり丸みを持たせているが、手に持った時の質感が好ましい。ずいぶんと格好良く見える。

また、耳に装着したときに耳の形の中にキッチリ収まり、ここも格好いいと思う。

 

カナルを短くすることは、UiiSii BA-T8sカスタム色々特徴が出ていた。

まず、高域〜低域まで満遍なく音の輪郭が緩くなる。すこし、イヤーピースイヤホンに近づく感じ。

このため、少し制振を追加してやった。以前のようにオモリは使わず、硬いレジンを多めに使う感じ。

低音は充分に出るのだが、輪郭が緩くなるのは避けたい。

 

さて、出音である。

組んだ直後は左右のバランスは完全ではなかった。

カナル先端部と音抜き穴を調整してやると、かなりいい感じになった。

音自体は聞き慣れたanswerの音なのだが、各楽器が適切に配置され、それによって音の輪郭や迫力が格段に向上した。全く別物の楽しさと思える。

 

 

深夜の会社帰り、駅からの道をゆっくり歩きたくなる。そんな音に久しぶりに再開した感じ。

sp1000を買って5ヶ月。結構時間かかったな。

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久しぶりにいい感じ。

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短いカナルでのセッティングをすすめている。

カナルが長い時とはちょっと、ニュアンスが違っている。たとえば、音の出口の角を落としてもあまり音は変わらない。

理由はまだ分からないが、チューニング方法自体を慎重に精査していきたい。

 

また、写真でカッターナイフで示している部分を少し削り込んでやると、装着感が良くなり深い低音が出るようになった。

 

sp1000購入後、初めて、ずっと聴いていたくなるような音になったと思う。

やれやれ。d( ̄  ̄)

 

もう少し煮詰めたら、このシェル形状でシリコンの方を取り直そうと思う。

 

カナルの長さ。大幅変更へ。

2月の前半は、これまでに経験したことのないほどの頭痛に悩まされた。身体がだるく、頭痛で夜飛び起きる。病院へ行っても原因が分からず、なかなか治せなかった。

しかし、ふと思い立って耳鼻科にいくと、外耳炎だった。。。。コロナ的な病気でなくて良かったが、イヤホン作りについて考えさせられる事になった。

カスタムイヤホンを作り出してから、年に一度は大きな炎症を起こして病院へ行っている。風邪的な原因もきっとあるはずだが、カスタムイヤホンは少なからず負担を強いているとも思える。

前回、炎症を起こしてからは、かなり気を使っていたのだが、それでも今回、ひどい炎症を起こしてしまった。

 

 

炎症を繰り返す事で、音楽が聴けなくなっては元も子もない。作り方を大きく見直す必要がある(あるいは、ヘッドホンにするか?)。

真っ先に考えられるのが、やはりカスタムイヤホンの挿入深。一般的なイヤピースイヤホンより8ミリ程度深く挿入する。抜群の遮音性を得られる反面、調整が難しく、緩すぎると低音が抜け、キツすぎると痛くなる。

ここを改善、突き詰めてみる事にした。

 

UiiSii BA-T8sのカスタムを使って実験する事にした。以下は以前の関連記事。

http://domingo55.hatenablog.com/entry/2018/11/29/065126

 

まぁ、作った後、ほとんど使っていなかったので、実験機にはちょうど良い。

 

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いきなり、完成後の写真。手前がこれまで作ってきたイヤホン。奥が今回、カナルを短く切り詰めたT8s。5ミリ近く短くした。一般的なイヤピースイヤホンと同じくらいの挿入深さだと思う。

 

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別角度にて。

案の定、密閉をとるのが難しく、何度も調整を繰り返した。これは無理かな?とも考えたが、時間をかけてどうにかやっと満足できる密閉が得られ、低音が出るようになった。

心配していた耳からのズレ落ちも全くなく、安定感は通常のカスタム機と同程度。

装着する時の、耳に押し込む感じは全くなくなった。ヌルっと負担なく装着できる。

これなら、負担はかなり少ないはずだ。

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手前が、T8s。

カナルが短くなったので、机に置いた時、手に持った時のサイズ感が結構違う。小さく、扱いやすいと言えなくもない。

 

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さて、出音。

カナルが短くなれば、低音が減る。なので、ショボくなると予想していたが、全く低音の不足を感じない。それより、全体に空間感、空気感が向上したと感じる。

耳道の体積が増えたせいか、音としてはランクアップした様な気がする(これは、プラシーボかも知れないが。)。

 

そして、特筆すべき大きな変化/効果があった。

それは、左右の音の不揃いがなくなった事。バスドラがちゃんと真ん中で定位し、左右の音量のバランスも「そんなに」変じゃない。

他のイヤホンでも試してみないと断定はできないが、この数ヶ月、苦労して解決策を探していた課題が、また違った方法で解決できた。

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なかなか、難しいというか、まだまだ奥が深い。もういいかな?と思ってからも何度も革新的な音の変化が起こっている。楽しい趣味だな。

 

とりあえずこの方向性で、色んなイヤホンを作り直してみようと思う。

 

耳への負担、皆様もお気をつけください。

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左右のバランス やっと回答

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なかなか納得できる音にならなくて、ドンドンイヤホンに対する情熱が少なくなっていた。

左耳の低音が不足するので、左耳の低音を増やしても、バスドラムだけが、中心に来なかった。そんな症状だった。

 

そこで、金属製のパイプを使って、少し中域も持ち上げてやった。

結果、やっとで低音〜バスドラムまでちゃんと中心に持ってくることができた。

低域に加え、中域も動かすことが大切なことは分かっていたが、なかなかその手法に辿り着かなかった。。。。

 

本当に長かった。久しぶりに納得する音で音楽を楽しむことができた。

やっとで次の段階に進めそうだ。

d( ̄  ̄)

 

次は、広すぎる空間を整える事に取り組みたいと思う。一般に、空間は広い方がこの前はと思うが、sp1000とダイナミックドライバの組み合わせでは、広すぎてしまう事がある。元気に聴きたい曲ではちょっと物足りない。

 

さて、どうなるかな??

 

 

KZ DQ6 レビュー的な。分解的な。③

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実はこの間、発熱した。

ある日、夕方から倦怠感&頭痛が酷く、夜には37.5度になった。かなり本気でコロナを疑った。

のだが、翌日には熱はさがり、病院の診断もコロナの疑いは限りなく低いとの事だった。

やれやれ。d( ̄  ̄)

だがしかし、私は風邪をひくと、カスタムIEMが使えなくなると言うか、耳にねじ込むと、無性に痒くなってしまう。

そんな訳で、イヤーピースで使えるイヤホンも持っておくことにした。

 

そんな訳で、DQ6は、カスタム化せずに使うことにしてみた。

まぁ、とりあえずね。一つくらいはそんなイヤホンがあってもいい。

手持ちのイヤホンケーブルはMMCXばかりなので、DQ6も MMCX化しておいた。

フェイスプレート内側を削ってやり、MMCXのコネクタが収まるスペースを作り、レジンでガチガチに固定してやった。

 

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とりあえず、完成。

ダイナミックドライバ前面の音抜き穴は、レジンで塞いでいる。

 

出音は、まぁ、普通にダイナミックドライバの音。音域も上下に広くなかなか快適。また、ボーカルやメインの楽器は、アシダホン等よりは左右に展開せず、比較的真ん中に集まる感じ。

音は、ダイナミックドライバとしては細く、若干BAっぽいというか、、、でもこれはこれで、音が混雑しなくていいとも思う。

これなら、元気な曲をノリよく聴きたい時に良いかもしれない。

d( ̄  ̄)

 

 

また、分解して作り直すような気もするが。。。