古い友人が、カーオディオに凝っている。
おそらく数百万はつっこんでいる。
久しぶりにそんな彼と会って話せた。
出てくる音はもちろん素晴らしいものなんだけど、スピーカー特有の顔のすこし前に定位する感覚に違和感があった。イヤホンは脳内に結像する。慣れなのかもしれないけど、断然イヤホンが好きだな。
スピーカーを客席で聴く感じとするなら、イヤホンはプレーヤーが聞く音に違い。
声を出しても、ドラムを叩いても、感じる音は体の中心に結像する。
http://www.car-audio-stadium.net/
こんなお店で話した。
なんと、ホームオーディオもセットアップしてあって、ソファに座ってじっくり聞き込める。
会話は当然、音の話。
ホームオーディオの良いところは、同じ音を聞きながらその音について話せるところ。会話も弾む。
左右の広がりから、上下の広がり。音源の録音品質の違いによる聞こえ方。そして、会話の中心は定位感へ。
私的には、「結像感」と言いたい。
友人は、「幽霊のように、その場に演者の影が浮かび上がる」と表現した。
結像感は、解像度も影響するが、それだけではない。
友人は、「上下左右の広い音場の中で、パワー感のある音の粒が必要」といった。
イヤホンでは、多ドラ機で実現している物がある。レイラとか、そんな感覚に近かった。
耳に密着するイヤホンならスピーカーよりもパワー感は稼ぎやすい。逆に音場は狭くなりがち。
すこし、目指すべき音が見えてきた。とても面白い時間だった。(@ ̄ρ ̄@)
彼のカーステが、とても良い音になったらしい。次会うのが楽しみだ。