組み上げてから10日程度。レジンの硬化が進んだと判断し、チューニング。
この間の音質変化は、ケーブルをかなり変えたため、あまり意識できないが、高音は伸びてきている。
ダイナミックドライバ6発。
ネットワーク一切なし。
シェルにドライバ背面の音を抜く穴はなし。
◯5ミリ4発。2発毎に内径2ミリの音導管。長さは2センチ程度。
片側の音導管は、シェル硬化後に取り外し。
◯10ミリ1発。内径1ミリの音導管。3センチ程度。ドライバ直前に赤色フィルタ。
◯12ミリ1発。内径1ミリの音導管。長さは3.5センチ程度。
カナル先端付近にスポンジをすこーし、挿入。
◯ケーブルは、年明けに作った、ゾノトーン改オリジナルがいい感じ。オーグラインに解像度、空間、力量で負けない。銅らしい自然な高音の伸びが、きもちいい。そして、力量が素晴らしい。オーグラインは使わなくなった。
◯カナル先端付近に入れるスポンジでかなり悩んだ。
→10ミリ音導管、12ミリ音導管どちらにも入れると、聞きやすいがとにかく普通の音。空間も狭い。
→スポンジ無しだと、空間が広いが低音過多。
→10ミリのみだと、空間が広く楽しいが、低音のパンチが不足する。そして意外に中域〜高域も弱くなる。
→12ミリのみに、ごく少量スポンジを使うと、空間の広さはそのままにバランス良く聞ける。中域〜高域もすごくみずみずしい。透明感が気持ちいいのに、力量も凄い。
これ位で、とりあえずのチューニングは、終了。
15号機のまとめをしてみる。
◯5ミリドライバ
そもそも小径ドライバは解像度が高いと言われるが、それを4発使うことにこだわったのは、高い解像度を得るため。
思惑通り、解像度はかなり高い。BAだと8発クラスだと思う。しかし、意外にチューニングを変えると簡単にこもった様になる。チューニングが難しい。高音専用のドライバが無いため、その辺りは不利だと思う。
中域の力量、表現力はなかなかだと思う。パーカッションの音が粒になって弾ける。ハードロックなど激しい曲の攻撃力がすごい。
解像度と中域の力量を得ることには成功したと思う。
◯10ミリ12ミリドライバ
低域をダブル以上入れるのは、10号機以降何度も試してきた。音導管を2本ドライバ毎に入れておくと低音の調整幅はかなり広い。
10ミリドライバは、かなり使いやすい。あまり低いところまでは、出ないから、コモリにくい。
12ミリは、音場を広くするのに効果が高い。しかし、音量を出しすぎると全体をマスクしてしまう。そして、シェルに入れたときのルックスも独特で好き。
現在の低音は、DITAとか、ベイヤーと同種のもの。ホドホドにホンワリしている。これはこれでアリだが、先日聞いた Acoustune HS1551 CU のシマリまくった低音が忘れられない。
あんな低音を出せる改造は可能かな?
1つアイデアがある。今度試してみよう。
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