自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

アルティオCU1 レビュー

やっと聴けた。イーイヤホンにて。

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分解してカスタム化前提なので、音質のみのレビューです。

同時に聞いたのは、音茶楽のFlat4-緋Ti Pluと、Campfire Audio VEGA。比較視聴としてはかなりグレードの高い両機種だが、聞きたかったので、しかたなし。

 

先ずはフラット4。

高い解像度に、かなり広い空間。

特に、中域あたりの明瞭性はなかなか気持ちいい。また、変な共鳴がない影響なのか、高音域がスッキリしている。これはこれで音楽全体をスムーズに、濁りなく聞かせてくれると思う。

空間の広さはIE800カスタムといい勝負だと思うが、音の元気さで上をいく。

これは、アリだと思うが筐体がデカすぎる。いろいろ工夫しても、カスタムシェルには入らないと思う。安くなってても買わないだろうな。

 

続いてベガ。

レビューでは「柔らかい音」というものが多かったが、あまり柔らかいという印象はなかった。

空間はフラット4に比べて少し広く、全ての音域で過不足がない。よく聞くと、かなり低いところに聞いたことのない音の塊が感じられて楽しかった。音の解像度と言うか、輪郭もはっきりしていて、何を聞いても楽しいと感じた。

この機種は、今持ってるイヤホンの一歩先をいっていると感じた。

大きさも適切で、これならカスタムシェルに収まると思う。

 

そして、CU1。

空間はなかなか広い。先の二機種とも横に並べて聴き比べないと狭いとは感じないと思う。

音の特徴としては、高音がかなりさらさらしている。シンバルの倍音がキッチリ出ているようで気持ちいい。低音はそんなに沈み込むわけではないが、不足は感じない。

先の二機種と比べて一番感じるのは、中域付近の音の張り出し方。決して後ろに控えている訳ではないが、「元気がない」と感じてしまう。が、これは悪い意味だけではない。落ち着いて聞きたいときにはこれもありだと思う。IE800のノーマルの音がこのキャラに近いかもしれない。

総合的な評価としては◯。一万円クラスの中では悪くない買い物だと思う。

だが、この空間の広さの秘密はなんだ?!

私は、あくまで仮説だが、空間の広さは筐体の作り込みではなく、ドライバ性能に大きく影響されるのではないかと思っている。それを確かめるためにも強烈に分解してみたくなった。

 

店員さんにこえをかけて、「これくださいな」。d( ̄  ̄)

だがしかし。品切れで、次回の入荷もはっきりしない。

 

まっ。しかたないな。

また、冷静になときに聞いてみよう。