自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

カスタムイヤーピース

最近、ブログ記事にふさわしい写真がなかなか取れない。というのも最近取り組んでいるチューニング作業は、写真にするとほとんど差がわからない。

シェルに、0.3〜ミリの穴を開けたり、カナル部分の太さを0.5ミリ変えてみたり、、ドライバの角度をほんの少し変えたり、、、だが、とても変化が大きく面白い作業だと思っている。でも、写真がねーd( ̄  ̄)

 

 

カスタムイヤーピースが流行っているようだ。

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出典 フジヤエイビック

https://www.fujiya-avic.jp/blog/?p=30572

 

めちゃくちゃ興味深い。bit soundさんが生産されている。ditaの製品も対象となってて、考え方の違いが見えて考えさせられる。

結構な時間眺めていても飽きない。

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①固定位置

先ずはドライバの固定位置。カナル先端に対してどの辺りに固定しているか?公開されている写真からは、ちゃんと耳道の真上に来る事が狙われている。

耳道の真上に配置しようとすると、普通のカスタムシェルならはみ出してしまう。キャンプファイアのアンドロメダ用シェルなど、ちゃんとはみ出すように作られていた。

私の場合、はみ出す時は筐体を削ってしまっているが、考え方は近い。

 

②挿入深さ

次にドライバの挿入深さ。

bitさんの製品では意外に浅い。私のものより、3〜ミリ程度も浅いと感じる。深い方が音が鮮明になり好ましいと感じているが、違ったアプローチのようだ。

ところで、高級イヤホンでカスタムイヤピースを作る場合も、左右の音のバランスを取るのがとても難しいのではないかと予想する。ドライバの性能が高いので、ちょっとした事で左右の違いに気づいてしまう。その辺りの解決策として「浅く」してあるのかもしれない。

私の場合は、筐体のカナル部分をカットしてしまうので、遠慮なく深く挿入する。但し、左右のバランスにはとても苦労する。この理由で多分、他人様のものは作れないと思う。。。

 

少し余談になるが、ユニバーサルイヤホンのカスタムイヤホンに対する優位性は、挿入角度や深さを自由に選べるところだと思う。

耳との接触部分がフレキシブルだからこそ、遮音性は低いが、音が自由に調整できる。耳の聞こえ方が体調とかで毎日変わるのであれば、このフレキシブル性はとても重要。

 

カスタムイヤホンでも、微調整できる仕掛けを考えてみたい。d( ̄  ̄)

 

③音導管の方向

耳道の太さが8ミリ程度とするなら、4ミリ程度の音導管を使う場合は設置角度に自由度が生まれる。

bitさんの音導管は、顔の前の方向にまっすぐ伸びている。

私のモノは、逆方向を狙おうとしている。まぁ、耳道のカタチで違うのだろうが結構シビアな部分だとおもう。

 

④音導管の太さ

これもかなり難しい。bitさんのものもモデルごとに仕様が違うようだ。

ただ、dita用の製品で見ると、私とは考え方が逆だった。

answerでは、私より細め。

dreamでは、私より太め。

ここが、ほんの少し違うだけで音がものすごく変わる部分だけに、この差は探ってみたいものだ。

 

 

〜むすび〜

まぁ、私は基本的に殻割りしてシェルに蓋をつけている。ドライバ背面のしつらえが全く変わるので、そもそも、比較にならないかもしれないが。

bit soundさんの作品はとても面白かった。d( ̄  ̄)