自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

BAドライバ機について。

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久しぶりに。ホッントに久しぶりにBA機を聞いた。

左側の茶色が、BA1発。フィリップスの9900からドライバを抜き出して作ったもの。確かソニオンのドライバだったと思う。ドライバをカナルの先端に配置して、音質向上を狙ったつもり。

 

ケーブルが繋がっている青いのが、UEの11。他人様の耳型を中古で買ったもの。いつかリシェルするつもりが、ろくに使った事がなく、軽くフィッティングをとったままで、手付かずになっている。

 

一番上が、BA10発プラスダイナミック1発機。

自分の中ではJHオーディオの10発クラスに対抗できると思っていたモノ。でも、もうかなり聴いていなかった。

 

先ずは、1発機。

あれ?こんな音だっけ?って言うくらいショボかった。どうにもこうにも低音の力量が無い。数年前は納得していたのだが、ダイナミックドライバの音に慣れてしまった今となっては、つまらない。低音はアタック音はよくきこえるが、沈み込まない。。。

しかも、曲の途中でベースだけになるなど、低音楽器が目立つ部分では低音の音量が上がるのだが、他の楽器が入ってくると音量が下がるように感じでしまう。。。。あかんやん。(T . T)

次に中域。アタック音というか、音のピークのみがよく聞こえて、余韻のようなものが感じにくい。

この段階では、BAが嫌いになってしまった。。

 

次にUE11

1発と比べると物凄く改善する。低音から高音までのバランスがぐっと良くなる。しかし、基本的なBAの傾向はかわらない。

相変わらず、低音の力量が無い。中域〜高域も音のピークはよく聞こえるが、余韻というか響きがものたりない。空間がせまい。

 

最後に11発機。

これには驚いた。凄い透明感。BAらしく線は細いが細かい音まで聞こえて、いきなり透明感や空間、表現力が広がる。BAドライバは欠点も多いが、このレベルの透明感を目指して多ドラ化するのなら、特徴がよく活きると思う。これならダイナミックドライバと勝負できる。繊細さや透明感を楽しく頂ける。ただし、線が細い。ジャンルによるが良質なダイナミックドライバと聴き比べたら、飽きるだろうな。

 

この11発機には、10ミリのダイナミックドライバも入れているから、ホントは少し違うのかもしれないが。。。

d( ̄  ̄)

 

 

久しぶりにBAドライバを聴いた。

結果としては、BAドライバの音の細さが目立つ結果となった。だが、この音の細さはデメリットでもありメリットでもある。

ダイナミックドライバで多ドラを進めると、濃厚になりすぎる事があるが、BAなら単純に音数が増えていく。

すなわち、BAなら多ドラ。

 

まぁ、私の耳では正解など分かる訳もないが、

多ドラを狙うより、良質なダイナミックイヤホンの方が楽しく聞けると思うのだが。

いつのまにか、ダイナミックドライバ信者になってしまったな。。(^ ^)