自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

次期作構想

5ミリクラスダイナミックドライバをかなり気に入っている。

次回作は5ミリで行くことにする。

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AKGのY23。

数年前に発売され、現在は生産が終わっているもの。

出音について。解像度は5ミリクラスの標準をいっている。ただし、低音に振りすぎなのか、いまいち、中域に魅力がない。。単体で使うなら良いのだが、finalと比べると見劣りする。

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しかし、カナル先端部の作り方には大いに感銘を受けた。そうそう。この作り方が正解だろうと思う。

写真のようにカナル部分にイヤーピース脱落防止用の溝がなく、つるんとしている。結果、カナル内径を太くしながら、イヤーピース内径のサイズを最小化している。更に、付属のイヤーピースの筒の部分もちゃんと薄い。

シェアーイヤホンのカナルと同じ設計思想だ。

案の定、イヤホンを耳道の奥まで挿入でき、遮音性と音の鮮度が上がっていると思う。

こういうところが、AKGなんだろうな。日本のイヤホンも真似すれば良いのに。何であんな凸凹なカナルを使うのだろう。(^ ^)

 

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ノーブルのEDCを本気で聴かせてもらった。

単体ではまぁまぁ良いのだが、小型ドライバで低音を出そうと頑張って、すこし中〜高域が犠牲になっていると感じる。5ミリクラスのハイエンドに近いと思うが、求めている音とは違うと感じた。

横のハイファイマンは、素材としては、なかなか良かった。中域の解像度が高く、低音でも無理していない。しかし、ドライバが大きいので却下した。

 

試聴の最後に、キャンプファイアのAtlāsを聴いておいた。

やはり、次元の違う鳴り方をする。音を出した瞬間に笑ってしまう。が、私の5ミリダイナミック機とそんなに大きく違うとも感じなかった。空間表現や、透明感はこのレベルに近づいて来たと思う。Atlāsとの違いは、低音。Atlāsの低音は重く硬かった。10ミリドライバの音だなと感じた。。。

 

 

さて、試聴を繰り返し、材料を探した。

次回作は5ミリと決めているが、dreamカスタム やAtlāsを明らかに越えるようなものにしてみたい。(まだ、むりかな??d( ̄  ̄))

 

そこで、どうしても頭をよぎるのは、5ミリドライバを2発にすること。

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これまで、さんざんダイナミック機の多ドラを作ってきたが、どうも作り方が悪かったようだ。BAドライバは詰め込むとどうにかなるが、ダイナミックは、単純に詰め込むと音が濁る。

上の写真は比較的最近作った、ダイナミック三発機。聞き直してみると、音の濁りはかなり少なく作れている。ドライバを1つ減らして2発にして、これを改善する方向で作れないかな?

 

ポイントはダイナミックドライバの「位置」と「ドライバ前面の処理」だとは思うのだが。。。

d( ̄  ̄)

 

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うまうま。