イヤホンドライバの前面空間。
これが、なかなかの悩みどころ。未だ正解が見えてこない。
広いと、高音が出る?
狭いと、低音が強調される??
そんなロジックが言われることもあるが、本当かどうか分からない。
既製品のカタチをいくつか眺めてみたい。
ごくごく一般的なカタチ。ドライバと垂直方向にカナルが生える。
ドライバ前面の空間は少なめ。多分数ミリしか空いていないと思う。
垂直方向にカナルを配置するメリットは、高音が減衰しないこと。曲げると高音は減ってしまう性質があるからそこを嫌っている。
このカタチのデメリットは、耳に深く挿入できないこと。筐体がどうしても当たってしまう。
わかりやすい事例をもう一つ。
ここまで筐体が大きくなると、盛大に耳からはみ出すはず。
このタイプの筐体の内部を眺めてみる。
注目すべきはカナル部分との接続部。赤色のモノは面取りしてあるが、銀色のモノは直角になっている。
面取りすると、中域〜高域が改善される気がするが、確証はない。
intimeのソラの筐体。
ドライバ前面空間をかなり広めに確保している。カナルとの接続部も面取りされている。
しかも、この筐体、かなり重い。素晴らしいと思う。d( ̄  ̄)
コドングリも外から見たら同じようなカタチをしていた。
今後、この手のデザインが主流になって行くのかもしれないな。
続いて、曲がっている筐体。
筐体が大きくなっても、深く挿入できる。
デメリットとして、高音が減る。だが、もともと高域が強めのドライバになっていると問題とならないとも思う。
次の記事に続く。d( ̄  ̄)