大手メーカーさんは、意外なほどダイナミック一発のカスタムIEMを販売しない。
自分で作り出して3年(?)くらい。ようやくその意味がわかってきた。
写真は、昨夜のFX500 カスタムのカナル先端部。
昨日の朝には盛大に内部を削っていたが、どうも納得できず、レジンで元に戻してしまった。
元に戻すついでに、更に2ミリほどカナルを長くしてたところ、途端に悩みまくっていた左右のバランスに大きな改善が見られた。
どうやら、鼓膜との位置関係としては、左耳のカナル長が不足していたようだ。
気を良くして、ナイフで薄く先端部を削って調整した。0.2〜0.5ミリ程度削って左右のバランスがいい感じになってきた。今回はカナル内部は殆ど削っていない。
調整の途中で、ほんの少しの左右バランスの違いで、低音モリモリにもなったし、高音キンキンにもできた。ほんのコンマ数ミリで簡単にキャラクターが激変する。
ほんのコンマ数ミリ。。左右で形の違うカナルのどちらを削るか、もしくは盛るか。先端を削るか、内部を削るか。。どの程度削るか、盛るか。
自分のIEMなら聞きながら調整出来るが、他人のものならそうはいかない。
音導管の細いBAドライバならさほど差は出ないと思うが、音導管の太いダイナミック一発なら大問題だと思う。メーカーが、ダイナミック一発のカスタムIEMを出さない理由はココだと思う。
最近、やっとでチューニングの仕方をつかめてきたと思うが、まだ先はありそうだな。
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