数年前に、ダイナミック6発機を作ったことがある。当時は、バツグンの空間と解像度だと考えていたが、今思うと、まとまりがどうにもこうにも悪かった。
一番の原因は「音導管処理」のまずさだと思う。そもそもダイナミックドライバの音導管はかなりの太さが必要だ。
次、多ドライバ機を作るならせいぜい2発だと思う。
そんなこんなで、ずっと気になっていた機種がある。
maxellのMXH-DD600
6ミリと8ミリのダイナミックドライバを縦方向に配置している。
各ドライバの背面処理をどうしてるのかが、気になっていた。
ヘンテコなジャンク品を見つけた。140円ってd( ̄  ̄)
案の定、片耳が聞こえなかったが、片方だけで聞くと、意外にマトモな音がしていた。
少し、高音が硬めだが、キンキンするところまでは出ていない。透明度もある感じ。
裏ブタは少しこじるだけで、簡単に外れた。
だが、内部ユニットが接着剤でガッチリとまっていて、ビクともしない。
金属の筐体は肉厚があり、切るのは大変そうなのでやめた。
仕方ないので、少しドライヤーで炙って接着剤を柔らかくしてから取り出した。
プラスチック製のガイドで、うまくユニットの背圧を処理してあった。
前面から見るとドライバの配置がよくわかる。少しオフセットして中心をずらしてある。
8ミリのドライバの音導管を、細くする方向でうまく処理すると、もう少し低音の出るいい音になると思うのだが。。
もう少しバラしてから、カスタム化してみよう。
でも、RHA t20もあるし、ユニバーサルイヤホンも追い込まないといけない。
まっ。気が向くところから始めますか。。
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