自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

T8iE 再リベンジ⑤

いきなりT8iE をバラすのは危険と判断し、いろんなユニットで実験してみた。

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先ずは、ZS5の低音用ユニット。多分10ミリだと思う。以前、壊してしまったもの。

まず、ダイナミックドライバの配線は、ボイスコイルにしか繋がっていない。どんなに高級なイヤホンケーブルを使っても最後は、髪の毛よりも遥かに細い導線になる。

 

次に振動板には、ボイスコイル及び振動板外周のリングが接着されている。このユニットの場合、接着剤がベタッと振動板にはみ出していた。なんなんだろうか、とても低品質だと思う。

振動板の外周にリングが付いているので、リング部分をこじると、振動板を外すことができる。ただし、ボイスコイルへの配線を切らないようにするために注意が必要。

 

磁石の上にはんだスペースがあり、他は磁石のみ。まぁ、教科書通りの作りだった。

 

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続いて、DUNUのDN-1000のドライバ。

こちらも壊してしまっていたもの。

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ボイスコイルへの配線用の切れ込み部から、細いドライバ等でこじってやると、振動板を浮かせることができる。

振動板の周辺にリングが付いているものは、比較的簡単に振動板を外すことができることがわかった。

また、ZS5のドライバより品質は高いと思う。変な接着剤のはみ出しとかは無かった。

 

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minx?のドライバ。

基本的には他の2つと大差ない。

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最後に、出所不明のドライバ。

この子も基本的には同じ。

 

◎まとめ

・イヤホン振動板の外周にはリングが取り付けられている場合が大半で、その場合、振動板の分解は可能。

・振動板は、接着剤でついている。リングの接地面積が少ないので、こじれば外れる。通常、加熱すれば接着剤は柔らかくなるが、この場合、加熱までは必要ない。

・注意すべきはボイスコイルへの配線。他には配線は無い。

 

こんなところかな。。