自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

音抜き穴と遮音性

ドライバの背面側の筐体に極小の穴を開けることで低音の特性と、高音部の伸びを変化させる事ができる。これまでに、ダイナミックドライバ機で、穴の空いていない機種を見た事がないほど、一般的だと思う。だが、この穴が曲者で、遮音性がけっこう犠牲になってしまう。

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写真はintimeの事例。かなり丁寧に穴の大きさをコントロールしてある。しかし、0.3ミリ程度の小ささなのに、すごく音が入ってくる。どうしたものか。。

その点、BA機にはこの穴が空いていないものも多く見られる。遮音性の上ではすごいアドバンテージだ。

この穴の有用性はわかっちゃいるが、どうにか無くしたい。

 

例えば、都心部を走る地下鉄などでは、騒音の継続時間はさほど長くない。駅ごとに止まるし、スピードもたいして出ない。鉄橋を渡る場合などはかなり大きめの騒音になるが、継続時間が短いため、さほど苦痛にならない。穴あきのイヤホンでも問題なく使えている。

しかし、新幹線の場合は、大きめの騒音が30分以上継続する。在来線で鉄橋を渡るときほど大きな音ではないが、継続してノイズが入ってくるのはかなり苦痛。僅かでも遮音性を上げたいところ。穴あきのイヤホンと穴なしのイヤホンでは物凄く差を感じてしまう。

 

音抜き穴を無くしながら、音の広がり、低音の量を確保するのがテーマになりつつある。

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写真下側、アコースチューンのHS1003は、穴なし。

写真上側のDITA answerは、現状では穴あり。

極小の穴なのだが、騒音の入り方が全く違う。アコースチューンの方が断然聴きやすい。だが、やはり、音が窮屈になっている。。対してDITA answerは、気持ちよく音が伸びる。

 

完全密閉にこだわりたいのだが、うまい解決策はあるのかな?

カスタムシェルなら、解決策が見つかりそうに思うのだが。。

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西日本豪雨から一年だな。

まだまだ、ごみは山積み。。

大変だ。