低音を補強する方法として、新しいアイデアが浮かんだ。
音導管を細くすると、高音が少なくなり、結果高音が強調される。(つまり全体としては音量が下がる)
音導管を細くするのは手間がかかるが、針金的なものを挿入し、断面積の縮小を狙う手法なら時間がかからないと思い試してみた。針金の長さや太さで差が調整できるので、細かく追い込む際には結構使えた。
写真では針金は、「ハンダ線」を使っている。柔らかくて使いやすかった。
素材を変えても音は変わると思う。先端部は脱落防止のために曲げて、カナル内径に引っ掛けている。
結構、効果的に低音を中心に調整でき、チューニングメニューとしてはアリだと思う。ただし、脱落の心配があるのでチューニングが定まったら、接着剤とかで固定すべき。
d( ̄  ̄)
ここまで進めて、どうも中域付近のバランスが偏っているように感じて仕方なくなった。
そこで、作り方自体を大きく変える事にした。
今回は右耳の音を固定し、左耳のみ調整する。
先ずは、ウエットティシュでホコリがドライバに入らないようにした上で、カナル内部を大きく削り混んだ。
写真にある外径4ミリのシリコンパイプを自由な方向にレイアウトする事を狙っての作業である。
上の写真が、作り直した状態。
音の出口方向を大きく変えてみた。下の長い矢印が改造前の音の出口方向。上の短い矢印が改造後。
そもそも私の場合、左耳は高音が弱くなる傾向があった。イヤホンから出た音がどこかに当たって屈曲している可能性があると考えた。
イヤホンを装着した状態で少し角度を変えて音の変化を探っていると、高音域が出やすい方向がある事が分かっていたので、それに合わせて角度を変えてみた。
結果、音の変化は、かなり劇的で中域付近の偏りは改善された。
しかし、まだ完璧ではない。あと数回やり直すと完璧な位置までたどり着きそうに思う。次のイヤホンを作るまでにベストな位置を探っておきたい。
d( ̄  ̄)
加えて、音導管に挿入するパイプ状の金具を作り直した。低音の強調をねらって先日作成したものの約倍の長さとした。
上の写真では新しいものを装着し、古いものを転がしている。
低音の強調は確かに感じられるが、この程度の延長では効果はさほど大きくはなかった。微妙に左右のピントを合わせる時に使い分ける感じかな。劇的な変化には、口径の変更が必要かな??
しかし、qp2r がメインになってから、チューニングが難しくなったな。qp2r は細かなニュアンスをかなり表現してくれるので、どうしても荒が目立ってしまう。でも、だからこそうまくいけばいい音に出会えると思うのだが。。頑張るかな。
一方、最近はdita answerカスタムでチューニングを進めているが、完璧ではないもののかなりのレベルまできたと思う。
少し前に、ベイヤーダイナミックのXELENTを聞いた時に、スネアの皮のテンションが感じ取れるチューニングに感動したが、answerカスタムもそのスネアの感触が感じられらようになってきた。だが、ベイヤーより若干柔らかい音作りになってるかな。t8ie 寄り?かも知れない。
まぁ、チューニングでどうにでもなりそうなので、色楽しみたいと思う。
久しぶりの夕焼け。
今日は試験だった。5時間半論文書きっぱなし。おかげで指が痛いが、今年は例年より良い論文が書けたように思う。
勉強時間は足りてないけど、受かっていれば良いいなー。
d( ̄  ̄)