自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

たぶん3号機③

出音を確認。

まず、中域から低域にかけて、ボアボアする。

ダイナミックドライバの背面の穴を開放している場合の典型的な音だと感じた。

この穴は全て塞いで音を確認した。しかし、まだ低域の解像度が不足する。ボアつくというより何か根本的なバランスが悪い。

 

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そこで、ベアリングを追加した。

ベアリング球は一個あたり0.5グラム。低域を調整する場合は2グラム以上必要と感じているため、4個追加した。結果、ボアつきはかなり改善された。

シェル内の空き空間に配置した。

 

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しかし、まだ透明感が不足する。

高音用BAの音導管を取り外すことにした。

が、、、途中で切れてしまった。。

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仕方ないのでシェルをくり抜き、摘出した。

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音導管は、再度パイプを挿入して復旧。

穴埋めには、セリアの百円レジンの青色を使ってみた。まぁ、そんなに違和感ないかな。

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だが、まだ低域の解像度が不足する。

セェルの中にかなりレジンを追加した。

ダイナミックドライバが半分、没してしまうくらいかな。

やっとで、かなり改善した。

コレで音のバランス自体はかなり良くなった。

 

だが、ベースが右耳に偏る症状が残った。

色々試したが、なかなか効果が得られなかった。以下、試したこととその結果。

 

・片方のみダイナミックドライバ背面の穴を拡大。

→効果は感じられるが、改善までは至らない。また、穴を大きくしすぎると、中域も出てきて全体におかしくなる。

・低域の音導管、カナル出口部分を拡大。→効果はあるが、改善に至らず。

・高域用BAのカナル出口を拡大。→今回は効果すこしだけ。

・断線を疑い、ダイナミックドライバの配線を追加。→効果なし。

・中域用BAの背面音抜き穴、拡大。→効果すこし。改善に至らず。

・各ドライバの音導管を延長し、出音を左右で比較。→なんか、差がわからない。ドライバが動いている事は確認できた。

 

 

ここまでやって、解決に至らず。。。

低音ダイナミックドライバ用の音導管出口を一度埋めてやり直すことにした。

だが、コレが効果あり。。(プラシーボが入っていると思うので、時間を置いて再確認する必要あり。)。

レジンで、ダイナミックドライバ用の音導管の内面を少しづつコーティングして、内径を細くする事で対応した。。

 

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やれやれ、やっと出口が見えてきた。

(*´꒳`*)