自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

妄想「ピントについての仮説」

最近はピントを合わせるという事をテーマにイヤホンを作ることが多くなった。

 

写真など画像で言うピントは、とてもわかりやすい。像が明確に描写されること。ボヤけないこと。

音の場合も同様だと感じている。楽器が明瞭に鳴ること。奥行きや左右の展開の程度について、左右の耳でツジツマが合うこと。

 

ここで、intime の渡部社長のブログから引用する。

http://intimeacoustic.blog.fc2.com/blog-entry-70.html?sp

 

周波数特性はほぼ同じなのに、筐体の差によって聞こえ方が大きく変化する事を書かれている。

筐体の素材や制振方法による音の差については、全くの同意見。筐体の種類や、ちょっとした加工などで凄く音は変わる。

全くの素人考えなのだが、この差の生まれる理由について私はピントの考え方がヒントになるような気がしている。

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レンズなどの焦点の考え方のイメージに近いかもしれないが、スピーカーから出る音には、焦点に似た「スイートスポット」があり、制振の仕方や少しの差によってこの距離が変化していると仮定する。

また、このスイートスポットは、左右のスピーカーで一点に交わる必要はないのかもしれない。焦点が1箇所に集中すると、空間が「録音された通り」になり、焦点がある程度の距離にあると、空間がちょっと広くなる。また、低域が前に出たり、高域が聞こえ出したりもするかもしれない。

 

立証する術は無いのだが、イヤホンチューニング時にほんの少し削るだけで、高音が出たり、低音が広がったりと、すごい変化する事を体験していると何かしらのロジックが隠れていても良い気がする。

 

ひょっとしたら、ケーブルの材質の差で起らと言われる聞こえ方の違いも、焦点が変わっているから?(これは飛躍しすぎか。。d( ̄  ̄))

 

ホームオーディオの人も、スピーカーの位置、数ミリにこだわり倒すと聞く。

どんなロジックが隠れているのかな?

 

 

まぁ、何かロジックが見つかったところで、イヤホンの作り方は変わらないんだけどね。

d( ̄  ̄)