自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

DITA DREAM 第3章①

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xelentoカスタムが、かなりいい感じで育ってきた。

そのため、中途半端な物を作っても使わないと思う。

xelentoには大きな不満は無いのだが、高音部がもう少し伸びても面白いかもしれない。

そう考えると、勝てそうなものとしてDITAのDREAMに取り組むことにする。

DREAMだけは格別。今後何十回も組み直すことになろうと、いい音を追求したい。

 

DREAMのキャラクターは、ダイナミックドライバ1発ながら、とてつもない解像度と高音部の繊細さ。低音は少なめだがとても良質。

分解前は、音導管を若干細めにして、低域の力感を増やした仕様。とても良質な低音が十分に感じられ悪くないのだが、DREAMの良さである高域の伸びやかさが若干スポイルされていた。

(以前の記事は下記。)

http://domingo55.hatenablog.com/entry/2020/02/28/163814

 

音導管の太さを若干太くしても、レジンを数種類使い分けて変な制振が発生しないようにすることで、低域の力感を強調できると考えた。

 

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先ずは分解。

チタンの筐体のため、問題なく綺麗に分解できた。

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続いて新しいシェルに入れる。

今回は、筐体の蓋を復活させるた。筐体を蓋付きとする事でシェルから大きくはみ出しても格好良くできる。また、シェルからはみ出させる事でより鼓膜に近づけた自然な配置が可能になる。

 

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組み上げて視聴。

今回はレジンは3種使い分けている。いきなり完成写真だが、シェルに入れるまでにかなり時間がかかってしまった。。。

 

出音は、下記のおとり。

高音域は、凄く生き生きと出ている。BA10発クラスを蹴散らせる解像度と自然さ。大変良いと思う。

但し、低音は良質なものの力感が減ってしまった。

レジンの種類にこだわりまくったが、チタンの筐体がそもそも重く、ガッツリ制振しているため、低音はほとんど伸びなかった。

 

ドライバの背圧をもう少し抜きながら、音導管をもうすこーーしだけ細くしてみようと思う。

 

再度分解だな。

d( ̄  ̄)