ノーマルで使ってみても良かったのだが、ケーブルをバランス化するなら、どうせならカスタム化することにした。
筐体の殻割。作りはまたまたか普通な感じ。筐体の精度が良く、少ない接着剤で綺麗に組み上げてあった。
筐体をそのまま使っても良かったのだが、ケーブル出口の取り回しが複雑になるので筐体も取り替えることにした。
また、低音の量を変えていきたいので、ノーマル筐体を使う場合でも加工が必要だった。
こんな感じ。高音部を伸びやかにしたかったので、音導管は6ミリとした。
筐体部分は、古いソニーのイヤホンから。多分EX90かな?組み付け前に少し磨きを入れてやった。良い具合にケーブルと音を抜ける切れ込みがあり使いやすかった。
この状態で出音を確認しながら、内部のレジン量を調整する。今回はハードレジンを多めに入れる結果となった。
また、この状態ではドライバ背面の圧が解放されている為、低音はマシマシだったが変なボアボア感は皆無だった。ドライバが9ミリと少し小型なのが効いているのか、悪くない。
とりあえず、組み上げた。
フェイスプレートをつけたことで、背圧の調整が可能となる。現在は0.3ミリの音抜き穴とした。
これで完成ではなく、これからのチューニング作業が長くなる。
先ずはレジンの完全硬化を3日ほど待つと、低音がグッとしまってくるはず。楽しみだな。
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さて、出音。
なかなか素晴らしい。音の輪郭が強め、ボーカルは近い。空間は広大ではないものの全く不満なし。解像度も問題ない。dita dreamほどではないが、アコースティック楽器の音が自然な音色で聴こえる。
低音は、ノーマルよりかなり量が増えた。もうこれ以上必要ないと思えるレベル。今後レジンの硬化で抑えられ、好ましくなると思う。
これまでであれば十分納得できる音になったと思う。数ヶ月前なら手放しで喜んでいたはず。
しかし、現状では他の手持ちのイヤホンと傾向が似てしまいつまらない。同じチューニングの考え方で組むと当然そうなるのだが、傾向の似たイヤホンがいくつあってもつまらない。
つまり、音の左右のバランス問題がそこそこ解決できたため、他の部分を意識できるようになったということだと思う。
ノーマルのRE800で感じていた、各楽器の微妙な上下配置の気持ちよさ。高音域の微妙な空気感。再現できるかな??
この辺りが次のテーマになりそうだ。でも、なかなか難しい作業になりそうな予感が。。。
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