大阪日本橋、今よりもっと恵比寿町よりの雑居ビルにひっそりと昔のイーイヤはあった。分かりにくい入口を探し当てて、風俗店的な怪しさに耐えながら揺れが激しいエレベーターを降りると、薄暗い店舗があったと思う。
入り口を入ると左奥の方にレジがあり、薄暗いスペースから店員さんが、ギロっとコダワリ光線を飛ばしてくる。若干の萎縮したのを覚えている。
店の奥の方に試聴可能なイヤホンが展示してあるのだが、今のように自由に聴きまくれる感じではなく、吟味した上で購入前に確認のため聴くような雰囲気を感じていた。しかも店員さんは、馴染みの客と話し込んでおり、容易に話しかけられない。
でも、何点かオススメイヤホンがピックアップしてあり、それには恐ろしく的確なコメントが書かれていたと思う。
アレもこれも的にオススメ機がある今の店も楽しいのだが、「これ買えば間違いない」という強力な価値の披露があった昔の店も大好きだった。
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1年ほど前からポータブルオーディオ市場が面白くないと思う。ワクワクできる製品や情報がとても少ない。
テレワークの拡大やワイヤレスイヤホンの普及で市場はむしろ大きくなっているはずだが、純粋に趣味として音質を楽しむ動きが残念ながらマイナーになりつつあると思う。
先ずは、優れた作品の紹介。そして、優れた機器の紹介。苦労して店まで行ったらそんなものに出会える。そんなアナログちっくな買い物方法が懐かしくなった。。。
最近、イーイヤのHPでは、店員さんのインプレすらほとんどなくなってしまった。
間違っててもいいので、昔みたいなコダワリ満載の紹介をかまして欲しいな。
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雑感でした。