9号機は、ベースライン付近が気持ちよく出るのですが、その音に高音が負け気味です。
そこで、調整をします。
ポイントは3つ。
1つ目
音導管の出口を広げ、アコースティックホーン効果を使います。
高音が強調されるはず。UEのiemでも使われている手法です。
一旦、カナルの先端を切り落とし、太めのビニールパイプを入れて固めた後、パイプを引き抜いています。
実は初めての試み。まあまあ上手くできましたが、まだ高音が足りません。
2つ目
そこで、高音と解像度の為に次の手です。
シェルの中に、レジンを限界まで充填します。
特にドライバを包み込むように固めてしまうと、レジンの硬化に合わせて、高音がガンガン出てきます。
出すぎたら音導管のフィルターで制御するつもり。
限界近くまで充填しました。ダイナミックドライバなので、ドライバの背面だけは空けています。
シェルをレンジで満たすと、見た目も良いんですよね。(・ω・)ノ
3つ目
外で使いたいので、フェイスプレートの作り込みです。
大人の男が耳につけていて、恥ずかしくないデザイン。落ち着いていて、高級感の出るのがコンセプトです。
今回は迷った挙句、茶色のシースルーです。
レジンを重ねて、かなり厚みを出しました。
音も落ち着くはず。
それと、シェルにはドライバ用の空気抜き穴は開けていません。小口径なら、無しでもイケると思います。
すこし暗いと黒に見えます。お気に入りです。
(^o^)/
音は狙った通り、かなり低音バリバリ。
でも、小口径のダイナミックを使っているので、沈み込むような低音ではなく、ベースライン付近が強くなっています。
6号機(ハイブリッド)は、14ミリ位のドライバを使っていたため、沈み込むような深い低音でしたが、ベースライン付近が強調されないのが不満でした。
その意味では、大正解。とても楽しく聞けそうです。
中高音は今の所、とてもマイルドで柔らかいです。ジャズとかにすごく合いますが、意外にハードロックもいけます。
鳴らし込んでみて、高音がうまく出てきてくれれば、解像度感もあがるはず。
楽しみです。
その後、鳴らしを続けていますがなかなか、スッキリして来ません。焦りすぎかな?
中域が、こもっているような。。。
(T . T)