ピンセットで取れるだけ接着剤を外したら、今度は針などで、細い隙間の接着剤も外す。
変な力がかからないように、そっとこじってやると、ドライバが外れる。
このダイナミックドライバも、前回から仕様が変わっていた!
赤色になって、すこし大型になっているようだ。
(@ ̄ρ ̄@)
取り外した後の穴を見ると、、、
接着剤がめちゃ流れ込んでいる。
(T . T)
やはり、ここの問題点は改善されていないようだ。
接着剤は透明だが、すこしコジッテやると白色に変色する。バッチリ、音の出口を塞いどるやんけ!!
接着剤を取り除いたところ。
復元して視聴。
びみょーーに、かわったよーな。変わっていないような。。。
別の箇所で、接着剤に塞がれていると判断した。
改善策は2つ。
1つ目は、大きい方のダイナミックドライバを外して接着剤で埋まっている箇所を特定、掃除する方法。
だがこれだと、音導管の太さが細いままで、小さい方のダイナミックドライバの良さが出ないと判断した。
そこで、2つ目の方法。
ココからは、荒技です。
まず、ドリルで写真の方向に穴を開け、貫通させる。
この場所に穴が空くはず。
次に、先ほどの穴を利用して、この方向に穴を開ける。穴は筐体の外側から少し内側、筐体がひび割れないように開けて行く。
ゆっくり慎重に。。変な突っ掛かりが無いことを確認しながら。
すこし、穴が進むと、大きい方のダイナミックドライバの前の空間に出る。
これで、終了。
今回は手っ取り早く、布テープで穴を塞いだ。鉛テープ等の厚みがあり、制振効果のあるもので塞ぐ方が良いと思う。
出音を確認。
音は結構変わる。案の定、中域〜低い高音が鮮明になる。対して、低域は量が少なくなると言うか、締まるというか。。中域が増えた分おとなしくなる印象。
改造前の状態のドンシャリが気に入っている人は、改造しない方がいい。
中域の表現力が上がると言っても、SONYEX1000などの様に、惚れ惚れする中域になるわけでは無い。
買った状態では死んでしまっているダイナミックドライバを、意地でもシッカリ鳴らしたい人向けだが、その音を必ずしも好きになれるかは、微妙だと思う。
そういう意味では、本来の設計が間違っとるように思う。KZは、次期作で多分このあたりを改善してくるのだろうな。
とにもかくにも、自己責任で。慎重にお願いします。( ´ ▽ ` )ノ