自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

ソラカスタム解決 カナル出口

通勤の時に音楽を聴く。きもちよく聴けると、いろんなストレスが随分楽になる。はやく完成させたくて、毎日触ってた。

 

ソラカスタム 、かなり悩んだ。ドライバが不調な時期もあったが、それだけではない何か気づいていない部分があったはず。

 

装着した状態で右耳のシェルをズラすと音が変わる。

・先ずは、配線の接触不良を疑ったが、ここはかなり注意して組んだので大丈夫とした。

・次にカナル先端の耳に触れる部分の形状。痛くもないし、同じ型でつくった他のイヤホンでは問題ない。でもここしか考えられなかったので、2、3日ヤスリとレジンで調整を繰り返した。遮音性はかなり上がったな。

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そして、やっと正解を見つけた。

カナル先端部の「音導管部分の形状」だった。

ビニールパイプで音導管を作る場合は、細い方が高音が減衰する。つまり細い方が低音を強く感じる。

今回の場合は「逆」だった。音の出口を広げてやると、低音が圧倒的に増えていった。ほんの少し広げるだけで大違いだった。

写真は出口を広げた後のもの。結構限界まで広げている。

 

今回のソラカスタムの場合、右耳だけレジンの流し込みが多過ぎてすこし断面積が減っていた。デザインカッターで少しづつ削って左右の低音バランスを整えてやった。

やっと安心して聴けるようになった。

(^。^)

 

しかし、このカナル出口の処理の仕方でこんなにも音が変わるのは驚いた。

ビニールパイプを使う場合でも、この調整の考え方を入れると、すごく面白くなるはず。

ネットワークとか、フィルターとか、いらなくなると思うのだが。。

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