自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

ピント

まだintimeの次期作を聴いた衝撃が抜けない。

上から下まで綺麗に出ていた。ハイレゾと言われる可聴領域を超えた部分の音も大いに関係しているのだろうが、空間の広さも素晴らしかった。

そして解像度とも少し違う音像のハッキリした感じがとても印象的だった。ちょっと今まであまり理解できていなかった音の魅力。

 多ドラ機で感じる解像度とは何か違っている。線が太い。必要な音がカットされていない様な感じ。

 

 

解像度ってなんだろう。

乱暴に言うと、細かな音が、聞き取れること。

つまり、解像度が高いとは、細かな音を聞き取れるように再生すること。

 

ここで、仮説を立ててみる。細かな音を聞き取れるようにするっていうのは、ひょっとして、「ある特定の音を強調している事が多いだけ」としてみる。つまり、唇が離れる音や、ちょっとした擦過音、シンバルの振動が収束するタイミング。よく、解像度が高いと言うことを説明する時に説明に使われる音。これって全部、高い音。そう言う音を強調しているだけ。としてみる。

 

そう仮定すると、BAの多ドラより、ダイナミックシングルの方が芳醇な音がするのもなんとなく納得できる。

 

そこで、1つまたは2つ程度の少ないドライバでピントを合わせることを主眼に、作ってみようと思う。

具体的には鼓膜との角度と距離。初めは粘土で作るなどして調整ができるものとしてみよう。

 

カスタムIEMを作り出した当初、シングルBA機を作った時、数ミリの位置の違いで音が結構変わることを経験している。

あの辺りの感覚だろうな。

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