この数週間、本気でチューニングしようとしたが、やはり右耳が面白くない。
左はとてもいい音が鳴っているが、右は角度によってパキパキ音がしつつも音が良くなったり、出力が落ちたりする。
このままでは使う気にならないので、思い切って解体することにした。
VSTという高音用のツイータにもとても興味があった。ハイレゾ域まで再生のできないBAドライバに比べてVSTの使い勝手が良ければ、とても良いイヤホンが出来るはずだし。d( ̄  ̄)
レジンにガッツリ埋めていたから、なかなか取り出せない。でも、ソラの筐体が硬かったので救われた。カッターの刃を当ててしまっても、ビクともしない。
筐体の中のドライバを取り出す方法は2つ。
根気よく接着剤を取り除く方法と、筐体を粉々に粉砕する方法。
ドライバを安全に取り出すためには、粉々に粉砕する方が良い。だが、今回は筐体が硬すぎる。かなり厚みのある真鍮。
接着剤を外していくことにした。
日本のメーカーなので、接着剤は少なめと予想したが、意外にもたくさん付いてた。
幸い、白い柔らかめの接着剤だったので、ドライバは壊さずに済んだ。
肝心のVSTをマウントしてある黒いプラスチック製のリングはどうしても外れない。ここだけ違う種類の接着剤のようだった。
悩んだ挙句、リングは壊して取り除いた。
ダイナミックドライバは、前面の保護板が外れてしまったが、その他不都合は分からなかった。あのパキパキ音はどこから出ていたのだろう??
両耳分整ったが、解体難度は超絶高かった。今年になって軽く40個は解体してると思うが、一番難しかったかな。
あまり経験のない人には勧められない。
ダイナミックドライバは、通常のものに見える。肝心のVSTは、とても薄いことに驚く。これならカスタムシェルの中でもスペースを最小化できると思う。かるく通電させて音を出してみたが、ちゃんと鳴ってくれた。ただし、音はとても小さかった。高音用のユニットだからこんなものなのかな??
しかし、このVSTは固定方法がめちゃくちゃ難しそうだ。intimeの代表取締役渡部さんのブログを見ると、VSTには三本の足が出ているが、この足以外は振動しているように見える。つまり、三本の足以外は何処にも触れないように固定する必要がある??!前面の白いセラミックっぽい所だけが振動するのならまだ固定しやすいのだが、ソラの筐体の中で、VSTを固定していたリングを壊すべきではなかったかな?(T . T)
といっても、あれは切り刻まないと、VSTを取り出せなかったはず。
さてと。。VSTをうまくマウントさえ出来れば、いいイヤホンができそうなのだが。
難易度高いな。d( ̄  ̄)
そんなこんなで、ソラの新しいイヤホン作成はここで一旦ストップしてしまった。まぁ、一週間くらいかけてアイデアを練ってみよう。
渡部さんからのソラユニットに黒い蓋を付けてみた。筐体が丸いのもあって、ツートンもなかなか可愛い。自分で使うなら、これかなー。
MMCXつけてみるか??d( ̄  ̄)