ここ一年で作ったものを主体に並べてみた。
右に行くに従って、良い音がすると思う。
下の段はダイナミックドライバ。
上の段はBA主体のハイブリッド。
右から、
①ditaのanswerカスタム。ダントツのお気に入り。
②ゼンハイザーのIE800カスタム
answerより自然な音。
③intimeカスタム。
チューニングに合わせてじわじわと良くなってきている。まだまだ、いける。d( ̄  ̄)
④上段BA10発ダイナミック一発ハイブリッド
低音をとても太くはしているが、それでもやはり、線が細い。解像度はダントツ。
⑤キラ
answerとは傾向の違ういい音。
だが、渡部さんの音からはすこし離れてしまったかもしれない。
⑥ダイナミック6発プラスTWFK
なんとも言えない柔らかさ、低音の沈み込みがある。解像度も結構いける。
⑦上段、ZS5カスタム
低音が抜けてしまったと感じていたが、answerのケーブルとは結構合う。
中域が強く特徴がある。中域あたりの空間が意外に広か気持ちいい。
⑧B30カスタム
シングルダイナミックなのに、結構素晴らしい。ただ、今のチューニングでは低音がすこしボワつく。少し低音をしぼるかな?
〜まとめ〜
③のintimeカスタムでかなり頑張ってみた。だがanswerやie800カスタムを抜かすまでには至っていない。当初考えていたよりも調整ポイントが沢山あり、その考え方も難しかった。正解がなかなか見つけ出せない反面、ハマるとすごく楽しいと思う。
逆に10万円クラスのイヤホンを比較的そのままカスタム化するとかなりいい音が得られる。耳の形を考慮しながら慎重に位置ぎめさえできればたまらない音が出てくる。しかも、ある程度音の調整も可能だ。answerでは音の広がりや高音を強化することができた。
また、10万円クラスのイヤホンのカスタムを聴くと、BA多ドラ機にあまり魅力を感じにくくなった。音の繊細さや解像度、拡がりなどいろんな指標はあるが、単純に気持ち良さが全然違う。
じゃあ、なぜメーカーがダイナミックのカスタムをあまり出してこないのか?それは、位置決めが難しいからだと思う。ユーザーにより耳の形は大きく変わる。その変化を製品として一般化するのはかなり難しいと思う。
BA機では多少荒い作り込みでもアラに気付きにくい。ダイナミック機では少しの差で大違いとなる。それだけ、ダイナミック機では音と音の間に空気感が残っているように思う。それが完成した音を聞いた時の楽しさに直結しているように思う。
あ。但し、安いイヤホンのダイナミックドライバでは、なかなかBA多ドラ機は抜かせないけどね。(>_<)
じゃあ、安いイヤホンで至極の音を出す方法が無いかというと、、、色々な設計者がおっしゃる通り、ダイナミック2発程度で突き詰めて行くのがいいのではないかとおもう。
苦労してイヤホンを作るなら、今持っているイヤホンよりいい音が出るものを作りたい。モチベーションを維持するには必須だろう。
answerカスタムをどう超えていくか。
難問だな。d( ̄  ̄)