組み終わった後のチューニング、微調整は本当に難しいと思う。
静かな部屋で聞ける時でも、雨が降ってたり、エアコンやヒーターの音があったりで聞こえ方が変わるのに、電車の中で聞く場合など、訳がわからないくらい聞こえ方が変わる。
この間、ex1000 は本当につまらなかった。そこそこのバランスで聞こえていても、「楽しい」と思えなかった。ie800の方がよほど楽しく聞けた。チューニングがそこそこ進んでいるイヤホンと、まだまだのイヤホンの差は歴然。楽しさが全く違う。そういうことだと思う。
そこで、半分諦めながらも、またex1000 の調整をおこなった。
フェスプレートを開けてみた。
低音がイキナリ倍増した。背圧の抜き方が足りなかったようだ。
また、ex1000 は写真のところに小さなイモネジがある。外してみると、何かを固定しているネジでは無かった。不思議なネジだなとスルーしていたが、ふと気になってわずかに回してみた。
なんと、音量というか、高域〜中域の力量が変わった!d( ̄  ̄)
左右で微調整を繰り返したら、どんどん音が変わっていき、あるところで、ピントがあったようにとても楽しくきけだした!
どういう機構なのか全くわからないが、このネジ、物凄く良い。イヤーピースで聞くときにはこんな微調整は必要ないと思うが、カスタム化して僅かな差でも感じられるようになると、すごく効果があった。
このネジの存在だけでも、ex1000 の価値は物凄くあると思う。
ドライバ背面の音抜き穴に付いていた金属プレート。0.05ミリ程度の極小穴が10個程度開けられている。製品でこんな加工ができるのかと感心するレベル。
外して聞いてみたら、低音がモコモコになり過ぎて聞いていられなかった。
両面テープで付いていただけなので、レジンで補強しながら再設置した。
また、低音がちゃんと出だしたので、シェルの中は、限界までレジンで満たしておいた。狙い通り、低音のシマリが良くなった。遮音性も上がったと思う。
さらに、カナル先端部を加工して、高音の出方を調整しておいた。
d( ̄  ̄)
少し良いところまで、チューニングが進んだと思う。
ex1000 は、ドライバ直径が大きい。10ミリ程度のドライバが多い中、かなり特殊だと思う。
そのおかげで、他のイヤホンでは出せない低音が出せる。
バスドラとかが、とても重くドスンと響く。
これはこれで、面白い。ベースラインを追っかけるのは、10ミリクラスのドライの方がきもちいいが、ベースラインの下を聞くなら、ex1000 にしか出せない音がある。
( ̄∀ ̄)
んで、組み上げた。
今回もレジンでコーティング。
磨きは良いけど、またバラす可能性を考えるとコーティングが楽ちんだな。
よくみると、花がいろいろ咲いてるな。
春爛漫と言っていい季節なんだろう。
まだ、体調わるいんだけど。。(T-T)