セリア系の100均で買ってきた。
まぁ、これはひどい音と断言できる。
解像度は低く、モワモワする。
変にエコーがかかったように、反響する。
ベースの音など超絶最悪。魚肉ソーセージで牛乳パックを叩いたような音がした。
こんなもの、なおせるのか??
まぁ。遊びという事で。。。d( ̄  ̄)
メッキ部品の境目をこじると、こんな感じで分解できる。
なんと、ドライバが固定されていない。
こりゃ、ひっどい音になるはずだ。
まぁ、中華イヤホンではよくあること。ここをちゃんと固定するだけでも音はかなりよくなるはず。
ドライバはほぼ、10ミリ。
でもさ、よーく見ると、ドライバ前面の音抜きの穴が、真ん中に空いていない。偏っとるやん。。
あと、背面のマグネットが小さい。
写真はRHAのドライバとの比較。やっぱりマグネットが小さい。これって、音楽用のドライバでは無いのか??
さて、改造に着手する。
今回のコンセプトは、簡単に手に入る材料で、誰でもできる程度の改造範囲で行うこと。
ただし、五千円クラスの音を出す事。
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今回の改造のポイントはやはり、音の出口の加工。
まずは、音の出口からスムーズに音が出るようにカッターナイフなどで、すり鉢状に広げてやる。写真では左が加工後。
ゴミ侵入防止用の出っ張りも取り除いてしまう。
わかりやすさのため、削る部分に色をつけてみた。このくらいの範囲を削る。
ちなみに、1ミリも削ると削りすぎ。デザインカッターや、彫刻刀でも作業できる。
後で述べるが、出音を確認しながら少しづつ削る。
今回の仕様では、たくさん削るほうが、低音がでる傾向があるはず。
出口側も広げてやる。アコースティックホーン効果?こうやると高音がきもちよくなる。
楕円形に広げてやるのもいいと思う。音を出しながら試してほしい。
そして、ここが1番のキモだが、ドライバの前面の穴の、真ん中のやつを塞いでやる。
写真はビニールテープで塞いだもの。
音が劇的に改善した。中域がもこもこしてたのがなくなるはず。
お好みに合わせて、塞ぐ穴を変えてもいいと思う。また、ビニールテープではなく、アルミテープや通気性のある紙テープなどても音が変わって面白いと思う。
また、テープの中心に針などで穴を開けてもいい。様々なチューニングができるはず。
この状態で組んでみてほしい。接着剤を使わずにパキッと簡単に組めると思う。
ノーマルとは、音が全く違うことに驚くはず。なんども聞いて、削る量や、ドライバ前面の穴の塞ぎ方を変えて見ると、音がどんどん変わる。簡単に分解と組み立てができるので、気にいる音ができるまで、色々トライできる。
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このドライバ、そんなに悪くなかった。私は普通に3千円くらいのイヤホンの音までは持って行けた。
といっても、このドライバでは、低音から高音までの音のバランスを整えて、解像度をきもち悪くない程度に持ち上げるくらいの作業しかできない。
空間の広さや音のエッジを整えるような段階には耐えられないと思う。
気にいる音に出来たら、最後にドライバを固定する。こんな感じの接着剤でいいと思う。
ピンセットなどに、接着剤をつけて、少しずつつけていく。ドライバをと筐体の隙間を無くすのがポイント。
解像度があがる。低音もしまるはず。
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まぁ、とても楽しいイヤホンだった。
改造前が、聞いていられないくらいの音なので、改造の効果がものっすごいわかる。
何度も簡単にバラして整えらるので、かなり勉強になるはず。。
以下、改造ポイントをまとめておく。
①音の出口
ノーマルでは、スムーズに音が出ていない。音量をかなり上げないと、音量が取れない。そこで、出口あたりを削って音がスムーズにでるようにする。
②ドライバ前面の穴
ココは逆に少し空きすぎている。穴が空きすぎて中域が強すぎる。すこし穴の大きさを減らすことで、音のバランスを取る。
さてと。
安くて簡単に楽しめる方法を提案できたように思うのだが、、
楽しんでもらえると良いですが。
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