自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

final E3000

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少し、高音に癖を感じるのだが、とても良いイヤホンだと感じたので購入していた。

解像度が高く、繊細な音もちゃんと描いてくれる。ひょっとしたらとても良いドライバなのかも知れない。。

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ちょっと気になって、カナル部のフィフターを外してみた。両面テープなので、丁寧に扱うと、再利用できる。なので、実験的に外した音の確認をした。

外すとイキナリ音量が上がる。そして、綺麗に高音が伸びはじめた。かなり目の細かいフィルターだったようだ。ditaのdreamもかなり目が細かかったが、dreamと共通点があると嬉しくなる。

出音は、私はこの方が好みかな。感じていた高音の癖もなくなった。

(^ ^)

ただし、ドライバの振動面が丸見えになる。高音がキツすぎる人や、ゴミの侵入が心配な場合は、ヘッドホンイヤーパッドなどのスポンジをごく少量入れる事で対応するのも良いと思う。

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背面の金属メッシュはとてもカッコいいが、普通はこんなに穴を開けると音が拡散してしまう。ダミーかな?と、試しにメッシュ部を外してみる事にした。両面テープで付いているだけだったので、こじると外れる。

中には極細の音抜き穴が隠れていた。しかも、穴にフィルターを付けてちゃんとチューニングされている。

そうそう。こうやってチューニングしないと、ひどい音になる。この時点で、finalの良心を感じた。

ちなみに、白いフィルターを外すと、低音が増えたが、中域のモコモコ感も増した。チューニングするなら、出音を確認しながら、針でフィルターに極細穴をいくつか開ける程度だと思う。

カナル先端のフィルターと、ここのフィフターのチューニングで、多少音を変えられる。が、、欲しい音が明確になっていない場合は混乱すると思う。改悪になりがちなので、やめておいた方が良いと思う。

d( ̄  ̄)

 

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ここまで来ると、分解熱に歯止めが効かなくなってしまった。分解せずにはいられない。

病気だな。d( ̄  ̄)

 

先端の黒いパーツを外した。柔らかめの接着剤で止まっているだけ。うまくこじれば外れる。

黒のパーツにも音抜き穴があるが、ここにもちゃんとフィルターがあってチューニングしたことがわかる。素晴らしい!

 

ちなみにこの穴を塞ぐと低音が増える。私は塞ぐ予定。

また、カナル部の内径はかなり細い。低音域の増強を狙ったものだと思われる。私は多分もう少し太くすると思う。

 

 

 

しっかし、この時点で、ドライバが外れる気配がない。構造がわからない以上、無理にこじると、必ず壊してしまう。。。

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悩んだ挙句、気がついたら筐体の金属を引き裂いていた。RHAも引き裂いたのだから、イケるはずと、変な思い込みがあった。

 

素材は真鍮なのか?とにかく、硬い。

筐体も小さく、手でしっかり掴めないから、とにかく解体しにくい。辞めようかと思ったくらい。

d( ̄  ̄)

だが、根気よく引き裂いて、無事、ドライバと対面できた。

 

5ミリクラスのドライバはたくさん見てきたが、どのドライバにも似ていない。中華や、JVC、RHA。全然違うな。

カッコイイし、期待が高鳴る。

(^ ^)

 

でも、あと片耳分解しないといけない。超めんどくさい。。。(T_T)

分解難易度はRHA S500より高い。。さすが、日本製だな。

 

 

さて、この子はどんな風に仕立てるかな。想像を膨らませるのは楽しい作業だ。

(^ ^)