自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

振り返り 2019春

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最近作ったものを音質を含め振り返りたい。

特に最近、闇雲に作りまくった気もするのでこの辺りで整理しておきたい。

本来であればqp2r での音質で判断したいが、残念ながらxdp-30rでの評価となる。

 

2018年の前半は5ミリドライバにこだわった。最終的にfinal E3000をネタに組み上げたものでひと段落した(写真一番左)。当時は音質的にかなり良いと思っていたが、ここ半年でまだまだ足りない部分が大きいとわかった。

低音の質だったり、高音の伸び方。空間の奥行き感など。でも、5ミリドライバには、まだまだ可能性があると感じている。次にまた戻りたいテーマである(ユニバーサルもすすめたいしね)。

 

5ミリドライバでいくつか作成した後は、10ミリクラスのドライバに取り組みたくなった。まず目をつけたのがRHA。T10から、T20、CL750と取り組んだ。

 

年末ごろにT10のジャンクを入手して、ドライバの背面から音を出していることに衝撃を受けた。この独特の作りを活かすために、ノーマルの筐体を活かす方法に取り組んだ。

音質は、一言で言えば、キャラクターがめちゃめちゃキツイ。背面から音を出しているために、基本的にはコモる一歩手前。柔らかいjazzなど聞く音源をすごく限定するが、ハマるとなかなか。空間も広めかな。

 

続いて、T20(写真左から2番目)の音がめっぽう気に入り、二台も買ったっけ。今は、チューニングが定まらず待機中。

T20は特にアンプを通した音が好きだった。空間を楽しむというより、低音を中心とした締まりの良い音を元気よく楽しむ感じ。だが、なんでもこなせるような上品さもある。

 

続いて、意外にもCL750(写真左から3番目)がxdp-30r  で抜群に使いやすい。カスタム化する事で低音が補強されているので出力不足をあまり感じない。一方で高音がとても特徴的に伸びるため、低価格dapの空間感をうまく補強してくれている。空間が狭いなと感じる時には、この子を使うと癒される。

 

イヤホンの筐体を活かせる方法が出来上がってきたので、次に、懸案であった「intime」製品に取り組んだ。

「轟」(写真一番右)は、見栄えのために筐体の表面を黒色レジンでコーティングしたら、一気に空間が広くなり大のお気に入りになった。RHAのカスタム達より、ワンランク空間感が優れている。ゼンハイザーIE800カスタムや、後述するDITA ANSERと同等のランクだと思う。

気を良くして、「煌」もカスタム化した(写真右から2番目)。筐体をオリジナルから変更してステンレスの塊にした。組んだ当初は轟の方が楽しいと思っていたが、レジンの硬化が進んで、今は轟より広いレンジで楽しく聞けている。なかなか凄まじい鳴り方だが、オリジナルの筐体ではこの感じはでないのではないかと思う。intimeから、筐体をガッツリ重くしたバージョンも出ると良いのにね。

 

そして、DITAのanswer(写真、中央)。

音が鮮明で、解像度が高い。一方で空間の感じも恐ろしく広い。IE800より広いと思う。これとqp2r で聴くと、もう完成かなと思えるほど楽しい。

 

伏兵として、HS1003(写真、右から3つ目)。

組む予定がなかった所に、割り込んできた機種だが、これがなかなか良い。

xdp-30r  で聴く分にはanswerよりも楽しいかもしれない。アンプをつなぐよりは、低音の締まりが緩いのだが、それを補うような力強さを感じられるので、飽きない感じ。高音域も頑張っており、煌や、IE800と同程度の広がりがある。

 

まとめ。。

カスタム化すると、キャラが大きく変わることに加えて、ドライバのポテンシャルも引き出しやすくなると思う。

10万円クラスの音がかなり安く手に入ると思う。

しかし、チューニングメニューがそんなにないので、出音は似通ってくる。

もっと、チューニングメニュー、増やさないとな。d( ̄  ̄)

でも、しばらくは新規には作らないでおこう。今のイヤホン達のチューニングを進めないとな。。。

この記事に関しては、また書こう。

 

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まだ少しだけ、桜が残っている。

いいな。(^^)