自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

intime ASSY ミーティング

オーディオ機器の音作りは、長らく研究されているため、色んな知見が蓄積されていて、体系的な知識の整理が可能な分野だと思う。だからこそちゃんと専門家の見識に触れたかった。

実際、なかなか超えられない壁の存在も感じていたので、社長の渡部さんに頼ってみることにした。というか、楽しそうだったので参加した(^ ^)

 

✳︎イベントは基本的に写真禁止。また、技術的な事項も多いので、問題のない範囲しかコメントしない。

 

 

まずは、intimeの製品がチューニングをつめるために工夫して設計されている事に驚いた。

生産性やコストも当然だが、何度もチューニングを突き詰めるために分解できるよう組立工程まで考え抜かれていた。

だからこそ、今回のようなイベントが成立するんだと思う。完成品を分解している過程では気づかなかった気づきが多かった。

例えば、接着剤。数種類が使い分けられていた。

d( ̄  ̄)

 

そして、音抜き穴のチューニングレベルが、私が想定していたレベルをはるかに超えていた。会場に顕微鏡があり、イベント参加者でさえ、顕微鏡による確認を求められた。

今までは、0.1ミリの調整で迷っていたが、intimeでは、その1/10。0.01ミリ単位でチューニングされていた。

しかも、その差が明確に音の差になっていた。ベロベロに酔っ払ってても気づくレベル。

つまり、私が触っていた領域より、かなり細かい領域にスイートポイントが存在していた。。。。そりゃ気持ちいい場所にたどり着かないはずだ。

こんな追い込みかたをしている会社って、他にはあまりないのじゃないかな。d( ̄  ̄)

 

 

また、ドライバ前面の金属製筐体の内部形状の差による音の差も凄かった。

私は真鍮製のパーツを選んだが、内部形状がこれまでのintime製品とは異なっていた。中域の付近にめちゃくちゃ良い響きが出ていて、ビックリした。

参加者の大半は轟タイプのステンレスを選んでいたが、真鍮タイプの魅力をもっとアピールされれば良いのに。。。。なんて(^ ^)

 

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作成したイヤホン。

青色をベースにしながら左右で色を変えている。よくみないと気づかないが、ちょっとお気に入り。内部部品は、轟的な部品をチョイスした。

会場で音出しした瞬間、音が良いことに驚いた。そりゃ気を使って組み立てたが、ポンと組んだだけで、この出音は設計がすごく優れているからだとおもう。さらにそこから、チューニングを進めていけるのだからそりゃ楽しい。

私は、ありえないくらい低音主体の音作りとした。楽しく聴ける限界まで低音をマシマシにした上で、更に一段階低音を増やした。当然そのまま聴くと、ちとキツイ。

だが、カスタムシェルに入れると、低音が締まり量が減るように感じる。持参していたカスタムシェルもつかいながら音を調整した。

 

しかし、驚くべきは、intime のレシピ表には更に数段階低音を出す方法が記載されていたこと。マジかー。凄すぎるやろ。d( ̄  ̄)

 

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カスタムシェルに入れたところ。

挿入角度などを見直して組み直したい。

 

 

と。イヤホンの話はとりあえずここまで。

実は、私は結構イベントの企画や運営をやっている。大きな災害の後の会議などでは、死者も出ているため、参加者も殺気立っている。そのため、いい加減な対応をするとひどい目にあう(めちゃ怒られる)。

そのため、今回のようなイベントに参加すると、運営の仕方もとても気になってしまう。

スタッフの立ち位置、動き方、参加者への気の使い方。準備の内容。

そしてトラブルは、必ず起こるのだが、不幸にも発生ししてしまった時の対応のしかた。

今回のイベントはそのような意味でも、とても気持ちが良かった。慣れない作業に挑む参加者の方も安心されているのが伝わってきた。

とても楽しかったです(^ ^)

 

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アウトレットセールでは、とても面白い製品が購入できた。ソラの前に開発された渡部さんの作品。(詳細はまた後日)

じゃんけん大会も楽しめたし、楽しい参加者の方にもたくさん出会えた。(^ ^)

 

ポタフェスもそうだったが、渡部さんとの時間は、不思議な感覚。

心地よく、とても知識欲が掻き立てられる。

今後ともよろしくお願いします。

ありがとうございました。