レジンを入れてから1日たった。
全体にふくよかで、優しい。解像度はまぁ、許せる感じ。高くはない。
中域の空間が広く、悪くない。
だが、16ミリらしい低音が出ているかというと、全くそんな気がしない。10ミリドライバと大差ない。
16ミリは全体に柔らかくなるだけのように感じてしまう。
この状態だとつまらない。多分使わないので、思い切った改造に打って出ることにした。
90EXのドライバには、中心部にしか音抜きの穴がない。周辺にはない。ここに穴を開けてやると、低域が盛大に出るはず。
しかし、そんな加工はしたことがない。下手に加工すると振動板を壊してしまう可能性がある。削りカスが悪さをする可能性もある。
だが、、
写真のように穴を開けてやった。
大きさは1ミリ。鉄製のパーツだったのでそれなりに時間はかかったが、貫通して振動板を壊さないように気を遣った。
両耳開けて、出音を確認。
。。。。。。
まぁ、最悪。d( ̄  ̄)
低域〜中域が盛大に出て、また変な響きも加わり、壊れたような音になった。もう少しマシかと思ったが、聴いてられない。
だが、そんな音も、まぁ予想の範疇。
穴を微妙に塞いでやることで調整する。
取り敢えず、黒い布テープを貼り付けた。密閉はされるはずだが、圧力で振動するはず。
すると、音は激変し、一応聴ける音になった。
中域の暴れは無くなり、低域がガツンと出るようになった。だが、締まりが悪く全体的にぼやけてしまう。
そこで、シェル内にハードレジンを追加し、更にフェイスプレートをつけた。
今度は音が見違えるほど良くなった。
中域〜高域に全く被らないが、力強く量の多い低域。
しかも、低域〜中域付近の空間が広大。この空間の広さが、16ミリの特徴のように感じる。
解像度は高くないが、「それが何?」って言える気持ち良さがある。
強大な低音と広大な空間。
これが16ミリの特徴か!
かなーーり、気に入ってしまった。
d( ̄  ̄)
いやー。
いきなり楽しくなってきた。穴あけは、結構覚悟のいる作業だったが、チューニングの幅がとても広がった。
新しいチューニングメニューが見つかるととても楽しい。
いろいろ試せそうだ。(^ ^)