自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

90EX カスタム③

レジンを入れてから1日たった。

全体にふくよかで、優しい。解像度はまぁ、許せる感じ。高くはない。

中域の空間が広く、悪くない。

だが、16ミリらしい低音が出ているかというと、全くそんな気がしない。10ミリドライバと大差ない。

16ミリは全体に柔らかくなるだけのように感じてしまう。

 

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この状態だとつまらない。多分使わないので、思い切った改造に打って出ることにした。

90EXのドライバには、中心部にしか音抜きの穴がない。周辺にはない。ここに穴を開けてやると、低域が盛大に出るはず。

しかし、そんな加工はしたことがない。下手に加工すると振動板を壊してしまう可能性がある。削りカスが悪さをする可能性もある。

 

だが、、

写真のように穴を開けてやった。

大きさは1ミリ。鉄製のパーツだったのでそれなりに時間はかかったが、貫通して振動板を壊さないように気を遣った。

 

両耳開けて、出音を確認。

。。。。。。

まぁ、最悪。d( ̄  ̄)

低域〜中域が盛大に出て、また変な響きも加わり、壊れたような音になった。もう少しマシかと思ったが、聴いてられない。

 

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だが、そんな音も、まぁ予想の範疇。

穴を微妙に塞いでやることで調整する。

取り敢えず、黒い布テープを貼り付けた。密閉はされるはずだが、圧力で振動するはず。

 

すると、音は激変し、一応聴ける音になった。

中域の暴れは無くなり、低域がガツンと出るようになった。だが、締まりが悪く全体的にぼやけてしまう。

 

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そこで、シェル内にハードレジンを追加し、更にフェイスプレートをつけた。

今度は音が見違えるほど良くなった。

中域〜高域に全く被らないが、力強く量の多い低域。

しかも、低域〜中域付近の空間が広大。この空間の広さが、16ミリの特徴のように感じる。

解像度は高くないが、「それが何?」って言える気持ち良さがある。

 

強大な低音と広大な空間。

これが16ミリの特徴か!

かなーーり、気に入ってしまった。

d( ̄  ̄)

 

 

 

 

いやー。

いきなり楽しくなってきた。穴あけは、結構覚悟のいる作業だったが、チューニングの幅がとても広がった。

新しいチューニングメニューが見つかるととても楽しい。

いろいろ試せそうだ。(^ ^)