自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

XBA-H3④

なかなか難しいイヤホンだった。

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やっとくみあげた。

見た目はまぁ、満足かな。ハイブリッドだが、シェルを薄くできたのでかっこいいと思う。

また、今回は組み上げの最中に、チューニングを始めたので余計に時間がかかってしまった。

 

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まず、このはなしから。。

ノーマルのダイナミックドライバは、背圧をパイプを使ってコントロールしている。

0.5ミリ程度のパイプ構造で、ドライバ背面の圧力を流している。

以前のブログにも書いたが、パイプの長さと太さで変わるが、低域のピークを調整できる。H3は、ベースラインのちょい上辺りにピークがあると感じた。

 

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せっかくの16ミリドライバなので、私はもう少し下にピークを設定したい。重ーいベースにしたい。

このため、ノーマルのパイプは取り外してやった。低音の雰囲気がEX1000にかなり近づいた。

ただし、そのままでは、中域まで盛り上がってしまうので、布テープで少し塞いで調整した。

 

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次にノーマルの筐体の加工。

ダイナミックドライバ付近はノーマルの筐体を使っているが、切り刻む必要があり仕上がりが汚くなってしまっていた。

ヤスリで整形した後に、プラモデル用のマーカーで着色しておいた。ガンダムマーカーのファントムグレー。量産型ザクの胸のあたりの色。。。こんなマーカー、よく残っていたものだ。(^^)

 

ノーマル品とは色目が変わったが、まぁカッコいいとおもう。

 

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ハイブリッドなので、音導管は3本。

太いのがダイナミック用で、細いのがBA用。

今回はスポンジでチューニングを始めた。

高音BA意外には結構大胆にスポンジを入れている。

スポンジの塩梅で、音が柔らかくなるのだが、空間が拡がる感覚もあり結構楽しい。

しばらく遊べそうだ。

 

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ある程度チューニングが進んだ段階で、EX1000と比較。

少し聞いてはっきりわかるほど、圧倒的にEX1000が気持ちいい。

解像度は、同等。空間、低音の沈み込み、中域の透明感、EX1000の圧勝。

んーー。唯一H3は、中域の押し出しが優れているというか、。。

H3だけで聞くと、まぁそこそこで、横に並べて比較試聴さえしなければ楽しめなくもない。。

 

◯まとめ

カスタムイヤホンでは、BAとのハイブリッドにするより、ダイナミック1発でドライバの位置を追い込む方が良い音が得られると思う。

ただし、イヤーチップを使う、ユニバーサルイヤホンでは話が違うのかもしれない。ドライバの位置を追い込めない分、多ドラ化して派手な音にするのも楽しそう。

 

まぁ、もう少しチューニングしてみるかな。

d( ̄  ̄)

 

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いつの間にか、家の前の桜が咲いていた。

コロナの影響で見にいけないけど、もう春なんだな。(^ ^)