XBA-H3には、全体に磨きを入れ、コーティングした。もう分解して組み直すことはないと思う。
また、なかなか面白い音になってきたので、チューニングを進めている。
先ずは、高音BA用の音導管に使っていた熱収縮パイプを撤去した。
レジンでガッツリ固着していたので、なかなか苦労したが、ネジりながらゆっくり力を込めると抜くことができた。焦って、急な力を込めるとパイプがちぎれてしまったので注意が必要。あくまで、じわーーーーっと力を込めると、30秒くらい経った時にスポッとぬけた。(^ ^)
両側を無事に撤去できた。
高音域がキンキンして聴けなくなる事を予想していたが、まったく問題なかった。
高音用BAの効果が明確になり、上方向の空間が拡がり、聴いていて心地よい。
パイプを取り外す過程で、カナル先端部は醜くなってしまったが、また時間を見つけて修正したい。
青の矢印が高音用BA。
赤が低音用ダイナミック。
真ん中の細いのが中域用のBA。
中域用BAには、スポンジを少量入れていたが、撤去した。ピアノの音などの中域楽器の角が取れる効果がありなかなか面白かったが、「スポンジ感」が意識され、自然ではないと感じた。
スポンジを撤去するとどこまでもクリアで面白い。
高域用BAは、とても面白い。
思いっきり音を出しても、サ行が刺さったりする事もない。かなり上の方のみ出してくれている。ハイハットやシンバルの音がリアルになり、空間も上方向に広がった。これは、なかなか楽しい。
(^ ^)
また、「高音が低音を引っ張る」現象を明確に体感できた!
カナル先端部、高音用BAの出口を少し削ってやると、高音のみならず低音も見事に変化した。これまで低音はダイナミックドライバの調整のみでバランスをとっていたが、高域用BAの調整で気持ちよく左右バランスやピントを合わせることができた。
XBA-H3がすごく良くなってきたので、EX1000と比較試聴。
低音域の表現力はEX1000が勝る。電車の中などで聴く場合にはこの方が好ましい。
だが、空間の表現力、特に上方向への抜け感はXBA-H3の方が良い結果になっている。文句なく楽しい。。
XBA-H3は、もうすこーーーしだけ低音を出してやればEX1000に明確に勝てそうだ。
〜まとめ〜
今回、XBA-H3という多ドラ機でなかなか良い結果が出たが、私はまだ、多ドラ機には否定的な考えだ。
多ドラ機は抵抗等の回路が必要だが、回路が増えれば、当然音が劣化する。僅かな劣化だが、このレベルで音を聴きだすと譲れない差だと思っている。
だが、XBA-H3はものすごく楽しい音を出している。回路による劣化はあるのだろうが、BAとダイナミックドライバ(高音域と中音域、低域)を別々に触れる事で、チューニングを狙ったところに持って行きやすいのが一番の理由だと思う。
と、言うことは、、、
EX1000でももっとチューニングを進められれば、XBA-H3より良い音になるはず。回路が無い分、澄んだ音にできるはずなのでは?
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XBA-H3をもう少しチューニングしてみたら、EX1000をバラして組み直すかな。
(ハチロクとインプレッサの戦いみたいにできればいいな。←わかるかなー(^ ^))
コロナ対策で街に出られない。
仕方ないので、先日、車で山に登ってみた。
懐かしい峠道。昔はバイクで来たな。
d( ̄  ̄)