過去に何度か、100均イヤホンで遊んできた。
しかし、今見ると未熟な部分も多い。恥ずかしくなる。
その1(2018年1月)
http://domingo55.hatenablog.com/entry/2018/01/20/001429
その2(2018年7月)
http://domingo55.hatenablog.com/entry/2018/07/28/235323
その3(2018年7月)
http://domingo55.hatenablog.com/entry/2018/07/29/003034
その後、チューニング方法に対する理解が進んできたと思う。ここで再度、勉強の意味も込めて本気でチューニングしてみることにする。
また、作業内容は特殊なことはせず、誰でもできるよう、なるべく簡便なものとしたい。
材料は、普通にセリア系で買えるこのイヤホンを使う。
まず、出音を確認した。
中域が強く、高音、低音が殺されている。また、中域にエコーがかかったような変な響きがあり、壊れてるんじゃないかと疑ってしまう。確実に100均イヤホンの音だと断言できる。
アルミの筐体と、イヤーチップをつける側の境目から割ることができる。
強度はチョット強め。筐体に傷がつくと思うが、安いので気にしない。
この子は、100均イヤホンの中では、まぁ普通の作りをしていた。ドライバも固定されていたし、筐体の強度もある。
他の100均イヤホンより若干マシかな。
ドライバは、銀色の部分にカッター等をあてて、そーーっと持ち上げてやると普通に外れる。分解はここまで。
この状態で聞いてみると、相変わらず、中域になにか物凄い違和感を感じる。
念のため、別の個体も使って確認してみた。
別の個体でも同じ音がしていた。不良品というわけではなさそうだ。
とんでもない中域マシンなのだが、この中域に変なリバーブがかかっているように聞こえるのは、おそらくドライバの背圧が足りない症状だと思う。
気を取り直して、カスタムに着手する。
先ずは、音の出口付近にあるゴミ侵入防止の突っ張りを取り除く。デザインカッターを突っ込んで、削り取る。
続いて、音の出口部分、写真の箇所の角を落とす。
これで、音の流れが普通になって、高音も強調されたはず。
内部のバリも取り除いて、こんな感じにする。
さて、次はドライバの加工に着手する。
つづく〜