自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

たぶん3号機⑥

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10時間程度、バーンイン

ハンダ付けを伴う作業をした時には、音出し直後は音が暴れる。このため、今回は10時間程度実施した。全体に音が柔らかくなった気がする。

現時点ではダイナミックドライバ背面の穴は全閉としているため、フェイスプレートを付けていない状態でもそこそこな音がしている。

 

高音ドライバはTWFKを使っているので、どこまでも高く伸びる感じではない。ここは、intimeやSONYなどのハイレゾドライバとは違うところだと思う。

青天井で伸びる感じはないものの、その分、凄く奥まで伸びるように感じる。また、ハイハットなど高音楽器の線が太い。これはこれでアリだな。TWFKをカナル出口付近に配置したのでそのキャラが露骨に出たのだと思う。

 

中域は、現時点ではBAドライバっぽい。角が立っており、明瞭に音像を聴かせる。スポンジを使って調整すれば傾向は変わると思うが、現時点ではこのままで行こうと思う。

 

低域は、ドライバ背面を閉じてしまっているので、思ったほど多くはない。だが、そこはさすがに16ミリもあるのでかなり深いところから出ている。

また、音の出方がSONYの16ミリとはかなり違っている。ソニーの方が極低音が少ないというか、聴かせたいところが明確で、ピークが作ってあるように感じる。どちらが良いとは言い難いが、今回のドライバも正解だと思う。

また、下方向の空間がとても広い。16ミリクラスを使い出すと、10ミリクラスの低音では満足できなくなるとおもう。。。

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だが、低音域の制振がすこし不足している。

フェイスプレートをつける前の写真は撮り忘れたのだが、ベアリングボールを片側7個づつ追加し、またレジンも沢山充填した。

低音はかなり落ち着いてきて、よく制振された輪郭の掴みやすい低音になった。

 

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フェイスプレートをつけて取り敢えず完成。

今回は、ドライバ背面の音抜き穴を全て閉じてしまっているので、シェルにも穴を開けていない。

このため、遮音性は結構稼げていると思うのだが。。。

 

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チューニングを進めることで、いろいろ試せると思うが、似た構成のSONY XBA H3カスタムと比較した。

どちらも16ミリのダイナミックドライバにBAドライバを組み合わせている。

 

出音はある意味、期待を大きく裏切られた。

音の傾向がとっても似ている。。。

全く同じではなく、そりゃ違いはあるのだが、チューニングの仕方によっては、どちらのイヤホンでも同じような音が出せると思う。

苦労してまで作る必要があったか?

などと、、、考えてしまう。(@_@)

 

やはり、ドライバ構成が全体に与える影響はとても大きく、似た手法で組み上げると、似たような音になるんだな。。特にハイブリッドなど、いくつかのドライバを組み合わせるときには個々のドライバのキャラクタは薄くなるようだ。

まぁ、あたりまえだが。

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さて、ハイブリッド構成は一応掴んだ気がする。

次はBAの音をちゃんと知りたいかな。

使わないかもしれないけど、一応買っておいた。

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