上の写真では、右側のネットを外している。
これは、右側の出力が若干小さかったため。多分ネットが汚れているだけだと思うが、T8IEの時はトラブルの多い機種だったため、かなりドキドキした。
ネットを外して5時間程度鳴らしてみて、問題がないことは確認できた。
左右どちらもネットを外した状態。
なんと、、部品が違っている。左耳では、黒色のプラスチック製のブリッジが見える。。
シリアル番号を見ると
左耳は24000番代なのに対し、右耳は13000番代。なんらかの改良が加えられた可能性が高い。
音に直接影響する部分でない事を願うしかないが、聴いた感じでは大きな差は感じられない。
この部品の差を確認できた時点で、シェルに入れる事を決めた。理由は、シェルでかなり音を整える事ができるため、この程度の変更なら吸収できると思う。
んで、こうなった。
シェルにマウントさせるだけなのだが、めちゃくちゃ時間がかかった。視点、留意点は下記。
①ノーマル品から音をできるだけ変えたくない。但し、僅かに低音のボヤけを整えたい。
②ノーマル品を分解しない。
③必ず作り直すとして、再分解がしやすい構造とする。
④あとは、格好良く。。(^ ^)
「ノーマルの音から大きく音を変えない」実はこれがかなーり難しい。音導管の太さや挿入深さにはかなりこだわった。実際、音導管は一度使ったあと作り直した。意外に細目がバッチリハマった。
また、挿入深さ。カスタムイヤーピースが発売されているが、類似品よりかなり深いはず。他社のものは私のものより5ミリは浅いと思う。多分、音は全く違う。オススメできないかな。。
さて、出音。
まぁ、間違いなく私の手持ちの中では、トップクラスに良い音だと思う。
イヤーピースで聴いていた時より低音量は増やしたが、替わりに少し締めているので、低音部の見通しはいい。中域〜高域は、ほぼ変わらなくならせていると思う。
一応、狙い通りに作る事ができた。
あと少しだけチューニングしてやると、空間もグッと深まると思う。大成功としたい。
d( ̄  ̄)
カスタムイヤピース。初めて作ったが、これはこれで難しかった。ポンとレジンで固めれば良いってものでは断じて無かった。市販品を買われる方は注意して欲しい。
さて、今後このイヤホンは私のベンチマークになると思う。
もう少し、音のレンジを上下に広げたり、中域を柔らかくしたり。。。聴き比べ、なにがどう違うかを明確にしながら作業したいと思う。
しかし、イヤホンっておもしろいな。
(^ ^)