自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

古いケーブル 再生

 

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まだこのブログを書き出す前に、すこし奮発して買った、エフェクトオーディオのケーブル。

5、6年前かな?もうすっかり劣化してしまい皮膜はベタベタ。内部配線も含めて、見事に茶色くなっている。まぁ、古いケーブルの見本かな。

 

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分解して線材を取り出したところ。本来は上のケーブルのような色だったと思われる。。。

エフェクトオーディオのケーブル、結構高かったことを覚えている。高い線材でなければ多分こんなことはやらないんだろうな。

 

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さてと。補修に取り掛かる。

先ずは、無水エタノールで拭きあげる。

見た目に綺麗に見えても、めちゃ汚れが落ちてくる。まぁ、被膜の表面、劣化した部分も落ちてると思う。この状態ではまだ、すこしベタつく。まだ使う気にならない。

 

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次にホットガンで加熱する。

加熱することで、インスタント麺のようになっていたケーブルもだいぶ伸びてくれる。

加熱は充分過ぎるほど躊躇なくやる。このケーブルの場合、皮膜が一旦透明になるまで実施した。冷えると元の白濁色に戻る。

冷えてから再度、エタノールで拭くと再度汚れが落ちる。

この時点でサラサラの手触りになる。

 

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さてここで、皮膜内部の線材本体の状態を確認。

皮膜に覆われている部分は錆が見えていて、茶色になっているが、皮膜を取ると綺麗な銀色が確認できた。

皮膜と線材の境界面が汚れているだけで、線材自体にはダメージはないと判断した。他の劣化したケーブルでも同様の傾向が見られる。ベタベタに劣化したケーブルでも再生すれば使えるものは多いと予想する。

 

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組み上げた。

ケーブルは音云々よりも先ずは、取り回しの良さが気になるようになってきた。

昨年、ポタフェスでカリクスさんのケーブルを触らせてもらった時に、カルチャーショックなくらい柔らかかった。でも音は抜群だった。。組み方で扱いやすさは大きく変わる。最近になってようやく、その大切さがわかってきたかな?

 

プラグから分岐点までは、編んでいない。編むとどうしても固くなってくる。直線のまま、柔らかいチューブに入れた。チューブは、千石電気で熱収縮チューブの近くに売っていた編み込みチューブ。手で折ったり伸ばしたりしていなしてやると、柔らかくなる。

分岐点から先は普通に編んでいる。分岐点の部品はオヤイデの2.5ミリプラグの余っていたもの。

 

出音は、まぁ高級よりのケーブルの音。悪くはないが、すごい魅力があるかというと、なんもないかな。カルタスやQEDなどのケーブルメーカーの品には及ばない(イヤホン用のリケーブル品は、ぼったくり価格が横行してるな。高すぎ。。。)。

 

まぁ、取り回しが良いのと、白いケーブルは初めてなので、しばらくは使ってみるかな。

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