自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

アシダホン EA-HF1

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DITA answerの次は、アシダホンをいじってみることにした。写真はanswerとの比較。

カナル部を5ミリ程度切り詰め、フィッティングをとるだけで、内部構造等には手をつけない。

これまでに散々、色々試してきたので現時点では再分解するほどの理由はないかな。

 

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写真下がanswer。写真上がアシダホン。

カナルは、だいたい同じような長さにできているのだが、太さや角度がずいぶん違う。音を聞きながらベストを探っていくとこうなった。

つまり、ここの部分の差で結構音に違いを出すことができる。今回は、右耳は驚くほど短時間でセッティングが出たのに対し、左耳はなかなか密着だが得られず苦労した。

理由は、カナル長が1ミリ程度不足していたことだった。

 

短いカナルでも、だいぶ遮音性が得られるようになってきた。これなら、電車でもかなり楽しい。

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さて、出音について。

アシダホン EA-HF1は低音が太くかなり下まで出してくれる。チューニングが甘いとボヤけてしまうのだが、きっちり追い込んでやるとベースラインの下の音をちゃんと聴かせてくれる。

例えばバスドラムの残業。「ドン」と主音が鳴った後で、僅かにバスドラムの胴が響く。小口径のドライバを使ったイヤホンだとこの音は聴こえていても鮮明さはない。

 

また、中高域は、とても鮮明。intimateの製品のように強めの「突き抜け感」はないものの、解像度が高くエッジも硬め。低音との対比キャラクター的に優れていると思う。

 

空間では、目線より下はベースの音が支配的に拡がる。空間は狭くはなく十分な広さを持っているのだが、空間の広さを楽しむというよりは、このベースの力強さを楽しむイヤホンだと思う。

かなり大満足だ。d( ̄  ̄)

 

 

このイヤホンは、少しチューニングを変えて色々試してみたい。あと数本買ってもいいかもな。