今週はBA機をやるつもりだった。
のだが、、どうもこの子が気になって仕方なくカスタム化することにした(カリクスさん、こんどやります!)。
DUNUのtitan3
1年ほど前に買っていたもの。MMCXのくせに、普通のMMCX端子では音が出ないというヘンテコ仕様。
ケーブルが無かったので、ろくに聴いていなかったのだが、ふと思い立って聴いてみると、意外に好感触。制振がガッツリ効いた音がする。また、13ミリというちょい大きめのドライバも気になった。制振を多くすると、解像度が上がる反面、残響音が少なくなり音がスッキリする印象がある。最近は制振を少なめに作ることが多いので、制振の音を確認するためにも良いと判断した。
振動板はtitan的な材質でコーティングされているらしいが、あまり差がわからない。私は振動板の種類より、シェルの造り込みの方が音に影響しそうな気がしている。
構造は一般的なダイナミックドライバの筐体と大差ない。
ただ、ガッチガチに分厚めのステンレス筐体なので分解及び加工にはかなり苦労しそう。。。
分解にはかなり難儀した。
とにかく硬かった。加熱すれば接着剤が柔らかくなることは分かっているが、ドライバを壊す可能性を考慮し今回は実施しなかった。
上部を切断。
もう嫌になるほど時間がかかった。
ステンレスの分厚い筐体は本当に硬い。。。
d( ̄  ̄)
今回は、筐体の穴をクリアレジンで蓋し、敢えて中身が見えるようにした。
ドライバ背後のフィルターが見えており、格好いいと思う。
音導管は、6ミリ。レジンはハード系のみとし、柔らかいレジンは使わなかった。
チューニングにはほぼ1日かかった。自分にあったチューニングの方法はだいぶ分かっているつもりでも、結構時間がかかる。
さて、出音。
音が近い。空間も広い。
だが、音の角が柔らかく、解像度感は低い。
また、空間は広いと感じられるのだが、制振が効いているせいか、空間には何もない。見通しが良いとも言えるし、味気ないとも言えると思う。
試しにアシダホンと聴き比べてみると音数の多さが全く違う。アシダホンのほうが圧倒的に多い。
だが、これが悪いかというとそうでもない。
静かな場所で聴くのであれば、アシダホンの方が良いのだが、電車など騒音の中で使うのであれば、これはこれで音が鮮明になり楽しいと感じられた。ロックなど、勢いのある曲を外で聴くにはむしろこの方が楽しいかも知れない。。。
今回は、制振の多さに着目してみた。外で使うならとても楽しく、この子も活躍してくれそうだ。
また、音作りの奥深さを改めて感じることができたと思う。d( ̄  ̄)
連休おわりましたね。