組んだ直後は、中域ばかり強くて高域も低域もレンジが狭く残念なイヤホンだった。組んでから1週間、殆ど使う気にならなかった。10分くらいしか聞いてないかな。。。
そこで、ダイナミックドライバでやってきたカナル先端部を中心としたチューニングを試してみた。
こんな感じで盛大に削り込んでいく。
音を聴きながら進めると良い。高域も低域もレンジがどんどん広くなっていく。
低域もダイナミックドライバとは全然違うテイストで太くできた。
シェルの音抜き穴もいろんなサイズを試してみたが、殆ど差は感じなかった。BAドライバは振動板が小さいため差がわかりにくいのかもしれない。
0.3ミリで十分とした。
音を聴きながら、カナル先端部の穴の角を調整していく。左右のピントをきっちり合わせることができた。音の鮮度が全然違う。
また、写真中央部に黒いゴミが見えるが、スポンジをこの大きさ位づつ削り取り、バランスを合わせていった。既製品のフィルターだとここまでの微調整は難しいと思う。
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音は断然良くなったと思う。これなら使ってみたいと思える。
今回、BAでもカナル部の削り込み等で低音〜高音のバランスや、レンジの広さ、左右のピント等をかなり変化させることができることを確認した。
つまり、メーカーで作成したカスタムイヤホンもそのまま使うのではなく、自分に合わせたチューニングが全然可能という事。簡単にできるのでやらないのはもったいない。
また、カスタムシェルを自作している方も多いと思うが、型にレジンを入れて作成する方法上、カナルの長さはあまり変更しないと思う。私も何年も長さを変える気にならなかった。ドライバの構成を変えたと思うほど、驚くほど変わる。ぜひ試してみて欲しい。
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さて、BAドライバ多ドラ機の音のキャラクターは、時間をかけて聴き込みながら分析してみたい。
確かにダイナミック機とは随分違うが、何が違うと訊かれると、まだ言葉が選べない。
まぁ、ゆっくりいきますね。
ψ(`∇´)ψ