試験が終わり、久しぶりのイヤホン製作だ。
1ヶ月ぶりくらいか、なんだか感覚が鈍っているような感じがするが、楽しんでやってみたい。
ノーマルのEDC bellはとにかく低音の主張が大きい。高音をのびやかにするため、ノーマルのパーツを切り刻む。音の出口を短くした。
ノーマルの筐体では音の出口の口径がかなり小さい。φ3を切っており、かなり低音の力感を意識しているようだ。逆を言えば、ここを拡げてやると高域の出方は大きく変わるはず。ドライバの直前まで撤去した。
ドライバはかなり、深く設置した。音の鮮明さが向上するはず。また音導管は限界まて太くした。6ミリくらいだと思う。
この程度まで太くすると、高音域の減衰はかなりなくなる。一方で低音も持ち上がり、いいことだらけだと感じている。
カナル先端からかなり近い位置にドライバが見える。
レジンはハードレジンのみを使いできるだけ制振効果が上がるようにした。
また、この段階から音を聞きながらチューニングを進めた。カナル先端部を短く削り込んだり、音抜き穴の大きさを調整したり。。
d( ̄  ̄)
ひとまず完成。
フェイスプレートは、バージンの材料から切り出すのではなく、端切れをつなぎあわしてみた(ケチった)。まぁ、見た目はイマイチになってしまった。。
さて、出音。
ノーマルのEDC bellは、低音のコントロールが不十分で、よく言えば「柔らかい音」。普通に言えば解像度感や見通しの悪い音だった。このため、高音域の強化、低音の削減、制振の徹底をやってみた。
しかし、結果としては低音が締まらない。
締まらない代わりに深いところまで出るかと言うとそうではなく、下もあまり出ない。高音域は正確な自然な音が出ているが、上方へ伸びていくわけではなく、その場所にこじんまりとあるだけ。。
1週間程度置いておけば、レジンの硬化で制振の感じは大きく変わると思うが、だからと言って劇的に改善するとも思えない。
まぁ、結論としては、数年前に普通に流通していた5ミリクラスダイナミックドライバの音。Nobleだからと言って特別なわけではなかった。
小型ドライバゆえに、低音の強化に特化しすぎて中域〜高域の美味しいところを台無しにしてしまった感じかな。
d( ̄  ̄)
final A3000ドライバがかなり優秀だったので、他の5ミリクラスのドライバを探ってみたが、A3000ドライバに並べる突出したものは無さそうに思う。
さて、次はA3000ドライバをもう少し詰めてみるかな。