シリコンも完全硬化したと思うので、いよいよシェルを作ってみる。
今回から着色剤をかえた。パジコの「宝石の雫」。これまでの製品に比べて混ざりやすくなっており、使いやすいと感じた。液体の粘度が低くサラッとした印象。
新シェル。
表面はピカピカだが、ちょっとマダラになっている部分が多い。仕上げ工程は必要かな。
耳にはめてみると、薄いシェルながら遮音効果が高い。時間をかけて調整した甲斐があった。
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いくつか作り置き。
dita Dreamの左耳のみ作り直した。
ドライバの位置、角度を見直した。また、外径6ミリのパイプを挿入したいので、位置決めは慎重に。
カナル先端部を太くしてしておいたので、どうにか入れることができた。ただし、7ミリのパイプは無理があるかな。
今回は、いじり倒した左耳のシェルのリューアルと、低音の増強を主な目標とした。
ほんの3ミリ程度だが、ドライバの位置を見直したので左耳の低音は随分改善された。また、固定用レジンの量は注意深く最低限としたのも効いていると思う。
低音の音量が増えたのは勿論だが、低音が左右でバッチリ揃うことで、低音の解像度がかなり改善した。
例えばベースにどんなエフェクトをかけているか、曲と曲の音作りの差などが、かなり分かりやすくなった。これは楽しいな。
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あと遮音性が改善した。
外で使うのがメインなので、騒音が少なくなるのはかなりいい感じ。
作成後のチューニングにはかなり時間がかかってしまったが、いい方向に変化したと思う。
次は、楽器配置の奥行きの違いによる空間の収束方法を考えてみたい。
少し後ろにある楽器は、左右に残響音を伸ばしたいが、近くにある楽器は後ろへ伸ばしたい。
そんな事、イヤホンで調整できんのか???
かなり細かな作業になるが、制振方法辺りに解決策がありそうな気がしている。
まっ。ゆっくり行きますわ。
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