先週、dita dreamに7ミリ音導管をいれた。
楽器の音が生々しく、高域〜低域のバランスも大幅に改善されて、言うことなし。
これまで聞いたことのない程の素晴らしい音を奏でてくれている。特に、大きな音は大きく、小さな音は小さく。そのダイナミクスの付け方が優れていると思う。
こんなに、高い効果が得られるんであれば、他のイヤホンでも試してみたい。
先ずは、写真上のアシダホンを加工することにした。
アシダホンこと EA HF1。
dreamに次いで、これまで何度も作り直してきた。ノーマルでは、不明瞭な帯域があったりもするが、簡単に解消できるので、お気に入り。
作業途中の写真。
シェルを作り直して、音導管を7ミリとした。
少し慣れたけど、7ミリもある管を入れるのは大変。気をゆるすと、失敗しそうになる。
さて、期待しながら出音確認。
。。。。
あれ?
あまり変わらない。いや確かに、高音域の伸びは改善されているのだが、低音の表現力はあまり変わっていない。
というか、低音の力感が他の音を喰っているかんじ。低音の解像度も高いわけではない。
中域〜高域のパリッとした感じは大変良いのだが、低音の細やかさを楽しむ感じでなく、勢いの良いダンスミュージックをノリよく楽しむ感じかな。
これは、チューニングに時間がかかりそうだ。
d( ̄  ̄)
さて、本題はここから。
アシダホンの調整には、dreamをつかったのだが、dreamのチューニングも同時に行った。
耳へのフィッティングを調整する程度に留めておくつもりだったのだが、カナル付近のある部分を削ると、音の左右バランスがこれまでにないレベルで改善された。
(写真は少し昔の写真なので、今の状態ではないが、とりあえず。)
耳の中に入れる部分だが、音導管には接しないのでこれまでは、気づけてなかった。
耳道の形による反響の仕方が変わったのか、そもそも耳道内の体積変化によるものか全くわからないのだが、私の場合、この場所のしつらえで大きく調整できることがわかった。
約1.5年前にsp1000を買ってから、ずっとテーマだった左右バランスがようやく決着した。
ドライバの挿入深さも回答になり得たが、完全に改善したわけではなく、特定の楽器の定位が安定しなかったり、低音楽器の残響の響き方が左右で違うなど、弊害も大きかった。
こんなに簡単に、完璧に治せるとは。。。
気持に力がこもっている時は気づかないが、ふと力が抜けた時に閃くアイデアも多いと思う。
簡単にあきらめず、ちょっと寄り道するくらいで良いこともあるって事かな。
d( ̄  ̄)
とにかく、左右バランスを完璧にできたことで、一段と気持ちよく聞こえだした。空間が整理されて楽器の音を追いやすくなる。また、没頭感も大きく向上する。
左右バランスを調整できる高解像度の機器をお持ちの方は、試してみられてはどうかな?
作業した日の夕方は、外に出ることにしている。
冬の夕方は、静かだな。
(๑˃̵ᴗ˂̵)