これまでに何度か組み直している。
悪くないのだが、音導管を一般的な4ミリとしているため、全体のみずみずしさが一歩足りない。低音も若干緩い。
分解後、音導管を6ミリに拡大した。
ドライバの位置や固定方法は変更しなかった。
まぁ、見た目は改造前と変わらない。
だが、音は激変した。
空間のくすみが取れ、音のニュアンスが明瞭を伝わる。低音の緩さも改善されたが、緩すぎることもなく、大変好ましい感じ。高音〜中域は、少し「奥で鳴る」感じがある。その為、明瞭に聴こえるのにキツさがなく落ち着いて音楽を楽しめる。
音が落ち着いていると言っても、ハードロックからジャズまで、どんな音楽を聴いてもかなり楽しい。
先日作ったxelentoと比較すると違いに驚く。
高音〜低音のバランスは大差ないのに、音の高さや力強さが全く違い、印象が全く違う。
xelentoは鮮明で力強い。音が近く、音がこちらに向かって飛び込んでくる。左右の空間も広く没頭感もすごい。一聴して、「高音質」はxelentoだと感じられる音。
対してIE800は、音が一歩引いたところで鳴る。決して遠くで鳴るわけではないが、目前の空間に余裕がある。
xelentoだと、全ての楽器がこちらを向いて演奏しているように感じるのに対し、IEでは、ボーカルなどはこちらを向いているが、こちらでない方向を向いている楽器があるのがわかる感じ。
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xelentoの高音質は楽しい。だが、IE800の方が色々な音楽が楽しい。
「高音質」とは何か。「楽しめる音」は何か。考えさせられるとてもよい経験となった。
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最近は、九州方面への出張が多いな。
夕焼け、きれいだぅた。