自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

DITA answer 第二章⑤

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筐体のDITAマークが少し気に入らなかったので、ヤスリで削り落として鏡面加工した。

まぁ、ピカピカかな。

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チューニングが固まってきたので最終仕上げに着手。ヤスリを使って、角を落としたり、仕上げの甘い部分を修正する。

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全体の角を丸めにして、最終にコーティング。

まぁ、ピカピカかな。(^^)

 

 

この状態で最終の音決めをしていたが、どうも低音の締まりが不足するように感じだした。

低音を少し多めにチューニングしているため、曲によっては過多になってしまう。もう少し角のある力強い低音としたい。

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色々悩んだ結果、錘を追加することにした。

2グラム程度追加してやると、明らかに違いがわかる程度に低音が締まってくる。但し、筐体が金属製など既に制振してある場合では効果は感じにくいことがある。

固定は、レジンなど硬めの接着剤でガチガチにする。

錘の追加位置は、ドライバに近い方が効果が高いように感じるが、まぁどこでも良い。

 

今回は、東急ハンズで買った、手芸用の天然石のビーズを使用した。黒光りがいい感じ。(運勢改善効果もあるかもしれない( ̄^ ̄)ゞ)

重さは約2グラム。筐体の背面、磨き込んだ部分にレジンで貼り付けた。

効果は、まずまず。低音のボアつきが軽減され、力強さが増した。気持ちいい。

また取り外すかも知れないが、とりあえず使ってみようと思う。

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今回は組み上がってから、チューニングにかなり時間をかけた。かなり納得できる音にできたと思う。少なくとも今までの私の手持ちの中では、段違いにいい音。

特に、カナル部分のチューニングでかなり音が変えられる事を実感できたのは大きかった。

d( ̄  ̄)

 

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これにて、answerカスタムは一旦終了としたい。

今後はこの3つのイヤホンを組み直す予定。

左から

◯DITA dream

恐ろしく高解像度。しかし、音楽性もしっかりしていると思う。もっと低音の出るよう組み直したい。

SONY MDR ex1000  

音はすごく低音が出る。16ミリドライバなのでかなり重い低音が得意。

シェル全体のビルドクオリティが低く、残念な感じ。

SENNHEISER IE800

私の初期のベストな作品だと思う。今でも充分使えている。

但し、若干音が遠い。もう少しボーカルを前面に持ってきたい。

あと、すこーーし、シェルが黄ばんできた??

 

 

それぞれに個性的でとても好きな機種。今でもこれより欲しい機種はほぼ無い(ベイヤーのXELENTOくらいかな?)。

組んだ当時もかなり工夫したつもりだが、今の目線で見ると、詰めが甘いところが散見される。時間をかけて組み直してやりたい。

d( ̄  ̄)

 

 

 

 

まだまだチューニング② ビニールチューブの音

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上の写真は再掲だが、ビニールチューブが肝になってきた。

ほんのコンマ数ミリ長さを変えるだけで、全体のニュアンスが変わるので、ベストを見つけるまでかなり分解を繰り返した。

 

ビニールチューブは、簡単にカットできるので、微妙な低音の量を調整するにはとても良かった。結局最後はコンマ数ミリの世界になってしまうので、金属製だと面倒かな。

 

しかし、今回のように、キモとなる部分にビニールチューブを使うと、モロにビニールチューブの音が乗る。。。

具体的には、角の取れた、よく言えば柔らかい音になる。特に低音が柔らかくなりすぎてしまう。ベースを柔らかく聴きたいスロー系のジャズなどではいけるかもしれないが、音符が混み合ってくると、混雑してしまう。

 

そこで、ビニールチューブを仕込んだ状態で、パーツの内面全体をレジンで薄くコーティングしてやった。

案の定、低音の解像度がグッと上がってとても聴きやすくなった。低音の量も不足していない。d( ̄  ̄)

 

 

これで、チューニングの進捗的には9割を超えたように思う。

あと最後に、もう一度左右バランスを整えたいのだが。。。。

これがまた、とても難しい。

 

続きは後ほど。

 

 

 

Nicki Gonzalez band

マジかと耳を疑うセンス。

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https://m.youtube.com/watch?v=q30b8TltJnE

 

 drumのセンスも凄まじい。

全体のアレンジは、dirty loopsを連想させるが、ドラム等方向性が違ってて、これはこれでかなり良いと思う。

 

こんなに良いのに、デビューしてないんだ。

世の中には凄いミュージシャンがゴロゴロいるな。。楽しみが増えた。

(^ ^)

まだまだチューニング①

終わりが見えなくて、いやになる日もあったが、少しづつでも進めれたと思う。

ホントにシビアで難しい。。

 

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先日作った先端パーツ。とても良いのだが、もっと低音を沈み込ませたい。

色々試行錯誤した後、ビニールパイプを仕込むことにした。

ビニールパイプを使うことで、内径は約1ミリまで細くできる。

当然、ビニールパイプが長ければ長いほど高音が減衰するので、ほんの数ミリ程度仕込むだけ。

仕込む長さや、位置で低音の量が変化するので、左右のバランスは取りやすかった。

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ここまでして、やっとイヤホン筐体の穴を塞ぐ決心がついた。ここを埋めればイキナリ遮音性は格段に上がる。新幹線でも問題なく使えだす。

上の写真では、金属の筐体側面のほんの数ミリのレジンが穴の部分。

 

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当然、単純に穴を埋めるだけならドライバ背面の圧力が上がりすぎて、ヘンテコな音になってしまうので、カスタムシェルの中へ圧を流す構造とした。

カスタム化する時に、予め細いビニールパイプを仕込んでおいたので、その長さを変えることで背圧を調整した。

パイプが長い方が背圧が高くなる。何度も聴きながらベストの長さを探った。

上の写真では、長さを短くしたカケラが写っている。

 

ノーマルより、カナル内径を細くして低音を強調したため、背圧も抜け気味にする方が気持ちよくバランスした。

かなり、気持ちよく鳴り出した。

(^^)(^^)(^^)

 

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ドライバの背圧は、ドライバ前面、カナルの作り込みに合わせて変化させるべき事が分かったのは大収穫だったな。

 

今回はかなり時間をかけて、チューニングを追い込んでみた。仕事から帰ってきて、深夜でも触りたくて調整した。新しいアイデアも色々試した。

時間をかけて追い込むことで得られるものは大きかった。d( ̄  ̄)

 

ここまでで、チューニングの完成度は8割くらいだと思う。qp2r のエージングが終わるのを待ってから最終の仕上げにかかるかな。

 

 

しかし、チューニングは凄い。

素性の良いイヤホンに、時間さえかけられれば、ドンシャリ、カマボコ、高解像度、角の取れた柔らかさ。大概どんな音にでもできてしまうと思う。d( ̄  ̄)

 

 

radius HP-NHR31K①

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answerカスタムがとても、中〜高音を美しく出してくれる。もう少しチューニングで低音を出していきたいのだが、乗り物の中ではノイズに負けて良さがでてこない。

 

そこで、空間の広さや繊細な表現はそれほどでもないが、質感の良い低音でグイグイ引っ張ってくれるイヤホンが欲しくなった。

そこで目を付けたのが、ラディウスのNHR31。

 

比較対象は、DENON AH-C820。はじめはC820を目指していたが、比較視聴したら、NHR31の方が高音が伸びて楽しかった。

またジャンク品は無かったが、塗装のはげた格安品があったので。。

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また、ドライバの前面に磁石を配置してレスポンスアップを狙っているのもそそられた。考え方は理解できる。どんな効果が得られてるかな?

 

 

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でわ、さっそく分解。

柔らかめの接着剤で留まっているだけなので、カナル部分にジワっとゆっくり力を加えてやると外せる。

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更に、分解。

内部は小さなネジで固定されている。

ドライバは取り外したくなかったのだが、自然とこの状態になってしまった。

ドライバ前面の筐体には、かなり強力な磁石が貼り付けてあった。

ドライバの背面の黒い部品は使えそうなので、そのまま使うことにした。

mmcx部分は、格好良くないので使わないことにする。

 

さて。どうなるかな?

(^^)

 

と、ここまでしてから、急にモチュベーシが維持できなくなった。。

やっぱ、answerカスタムでよくない?って感じ。

また、いつか使う日が来ることを祈りつつ、とりあえず、凍結だな。

 

intime ti3 楽しみだ

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楽しみにしていたイヤホンが発売される。

8月2日らしい。そんなに早いの??って感じだが、新しい音が欲しかったので、とても嬉しい。

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内部構造は、ソラに近いと思う。(ドライバ背面の銀色の丸い物はなんだろ??)

この感じならカスタム化も問題ない。

 

intimeのセラミックツイータVSTは、絶対分解しないほうが良いと思うので、筐体は分解せずそのまま使うつもり。

轟カスタムが、かなりハイレベルな音を出してくれているから、よりハイスペックな音を期待せずにはいられないな。

社長の渡部さんが、何日も徹夜でチューニングされたはず。

滅多に新品のイヤホンは買わないのだが、intimeだけは新品もかってるな。(^^)

 

 

 

 

billboard 小林香織

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チケットがあたって、不意に見に行けることになった。billboard live大阪のレイトショー。

小林香織。サックスプレーヤー。

無理矢理岡山から帰ってきて、ギリギリ滑り込んだ。。

 

 

小林香織は、今まで聴いたことはあったが、音が柔らかく女性的であったため、あまり熱心に聴いたことはなかった。もう少し、枯れてる感じの方が好みだと感じていた。

幸運にも、ドラム側の席が確保できて、ドラマーの手元と右足の動きがちゃんと近くで見られた。

 

サックスの音はとても柔らかく綺麗。追い立てる感じが一切なく、とても優しい。そんな雰囲気の中で十分楽しめた。

また、バンドのドラムがシングルストロークだけで押し切るタイプと、少し荒めだったため、意外に優しいサックスと良いコントラストだった。

1時間があっという間だった。サックスの音色がこんなに気持ちいいと感じたのは初めてだったな。(^^)

 

特に、

Nothing’s Gonna Change My Love for You 

凄まじくいい曲だった。