自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

sp1000エージング結果

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だいたい200時間を超えたと思う。

まだ少し音は変わってきているが、ひとまずこの辺りで、連続運転は終わりとしたい。

 

当初の高音部の異様な「刺さり」は全く無くなり、低音部も多くなってきた。

落下による音質面のダメージは無くなってきたと思う。

 

この間、イヤホンを対応させるためかなりいじり倒したが、そんなに大きくいじらなくても良かったような。。。d( ̄  ̄)

まぁ、得られた知見はとても多いので良しとしようと思う。

 

 

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結局、dita dreamはまだまだ調整中なのだが、どんどんqp2r の時のチューニングに近づいて行っている。

だが、最近、ハッとするような音を出してくれるようになってきた。

 

細かい音が聞こえるとか、そう言うレベルではなく、ベースやハイハットの音色や、音のサスティーンのニュアンス等、少し生のスタジオの音に近づいてきたと思う。

sp1000に対する満足度が上がってきたな。

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final A3000とか

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新しいシェル型を作ったので、勢いに任せて、たくさん作っておいた。

今回はそんなにいい出来ではないかな。

ピカピカ感が弱い。まぁ、最終段階ではコーティングしちゃうから関係ないのだが。。

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作ったら使いたくなるもので、早速一つ作ってみることにした。

先日、買っておいたA3000を先ずはバラバラにした。

ドライバを包んでいるユニットには手を出したくなかったので、筐体を切り刻む事で使えるようにした。あまり何も考えず切り刻んだところ。

 

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まぁ、突っ込んだらこうなる。新しいシェルは、全体の背を低く、またカナル部の形状も変更しているので、ドライバの配置自体は楽になった。

最近のチューニングのやり方を考慮して、多少はドライバ位置とかにも気を使ったけど、組み直すことになる可能性が高いのでとりあえずって感じで配置した。

 

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ドライバ部の背が高く、そのままではフェイスプレートが付かないので、ジャンク部品で保護してみた。SONYのロゴが目立ったので、「S」だけ削ってみたが、どんどん格好悪くなるので、とりあえずこのままで。金属部品なので磨き込んでみるつもり。

今度、ちゃんと作り直そう。

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出音は、狙った通り柔らかくできたと思う。

低音も申し分なく出ており、空間もそこそこ広い。

めちゃ適当に組んだのに、これならしばらく使えそうだ。

 

あけおめ

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年明け1発目は、シェルの作り直しからです。

ドライバの挿入角度を改善するため、微妙に追い込んだシェル型にします。

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シリコンの硬化剤を配合ミスしてしまい、2回目の効果作業。気泡が抜けるのをぼーーーっと眺めてるのも正月らしくて良しであります。

 

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並行してdita dreamを見直し。

ドライバから出口までの音導管の曲がり角度を変えて何度か作り直し。

めちゃマニアックやけど、確かに音が変わっていく。正解に近づけていれば良いのだが。。。

 

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てな訳で、ことしもよろしく。

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final A3000 素晴らしい(分解)

一晩鳴らしてみた。

変なボヤけは綺麗になくなり、大変美音で良い感じ。視聴機では低音がちゃんとでいなかったのだが、購入した個体ではが不足なく綺麗な低音が出ている。

全体の柔らかさもきっちり確保してあり、大変気に入った。但し、プレーヤーがsp1000でなく、qp2r だとちょっと物足りなかったかもしれない。sp1000の鬼のような解像度に助けられている部分はあると思う。

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先ずは外観。筐体の形はなんだか変な感じ。格好良くはない。

また、数年前イヤホンコンテスト用に作ったモノと大きさ、形はとてもよく似ている。

まぁ、ダイナミックドライバで耳がけ用にコネクタを付けると普通こうなると思う。

もう少し、スリムだと格好良くなるとおもうが。。。

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外側には音抜き穴が2つ。

1つはドライバ前面用、一つはドライバ背面用だと思う。

 

では、早速分解。d( ̄  ̄)

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カナル先端部にはスポンジが入っている。

グレーのモノと、奥に黄色のものが見える。

コレを取って音を出してみると、A4000の音にかなり近づく。高音も低音もレンジがかなり広がる。プレーヤーのキャラにもよると思うが、A3000で後悔した人は試してみても面白いかもしれない。

私にはキラキラし過ぎて好みに合わないと判断。後で戻すつもり。

 

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さて、から割。

硬めの接着剤で固定されており、筐体が柔らかいせいで、キズを付けずに分解するのはほぼ無理だと思う。コネクタ付近にカッターを入れてやると外れやすい。

 

 

んで、、、

感動した。素晴らしい作りだと思う。

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青丸の部分、初めてみる部品がついている。

私も以前、5ミリクラスのダイナミックドライバで使っていた時は似たような仕組みを作ったが、ドライバの背圧を「パイプ」を使って逃している。

この作りにすると、ベースライン付近の低音が盛り上がってくる。

ちゃんと真鍮で、出口にフィルターも付けてある。

真面目にチューニングしたと思われ、めちゃ好感を持った。

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さてと。どう料理しますかね?

ノーマルの音に、ほんのすこーーーしだけ低音を足すだけにしたいのだが。。

 

まっ。のんびりいきますかね。

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final A3000

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購入しました。

私が新品で買うのはめっちゃ珍しい。

それほど気に入ったというわけではなく、なんとなく店員さんと話が弾んだので勢いで。。。。と言うのが正直なところ。

 

ハイレゾっぽい音を出しレンジの広いイヤホンにはもう関心がない。dita dreamで十分かと思う。また、若干音に不自然さを感じるハイブリッド型もイマイチかな。今は、「音に変な加工がなく、柔らかく味わい深い」イヤホンを探したい。そんな気持ちで視聴していた。

 

A4000の方が、上下にレンジが広く音がキツめ。悪くはなく、一般にはこちらの方がウケると思う。だが、またこの手の音はありふれて、若干聞き飽きた感が強い。いまさら買うほどのこともないかな。

 

A3000は、視聴機では、中域付近に独特の広がりがあった。また、音の輪郭が深いくせに、高音が柔らかかった。と言っても高音まで綺麗に出ており、他のイヤホンではなかなか無い雰囲気を出していた。

 

他の機種を聴きまくった後、印象に残っていたので購入した。

 

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箱出し後、すぐの音は最悪。全体にボヤけてるし、レンジも狭い。ピントもボヤけてるし。。。

とりあえず、一晩鳴らしたままで寝ることにした。

さて、どうなってるかな。

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dita dream まだ、もう少し

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もう少し低音が欲しい。

音も全体に、少しだけ柔らかくしたい。

 

そんな事を考えながら、また分解。

なんだが、時間があれば作り直している。

まぁ、少しづつ良くはなっているが、そろそろ落ち着かせたいものだ。

 

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今回はほんの少しの音導管変更と、左右の重量の調整など、見た目ではほとんどわからないレベルの調整を突き詰めてみた。

音のバランスを大きく変えるのではなく、左右のピントを合わせる事を主な手段として低音の力感を向上させようとしてる。

 

結果、まぁまぁかな。

低音もベースラインの下側がだいぶ認識できる様になってきたと思う。

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ダップが変わると聴いていて楽しい音が変わる。

今は、「上原ひろみ」的な細かい音と表現を楽しむ感じがハマっている。サイモンフィリップスのドラム、決してこんな感じを目指すわけではないが、聴いてて楽しい曲も多い。

 

 

 

色々聞き比べてみて。

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久しぶりに色々聴き回った。最近発売されたモノしか聴いていないが、感じるところがとても多く大変楽しかった。

 

結論から言うと、真面目なイヤホンって結構少ない。真面目なイヤホンとは、欲しい音に狙いを定め、それに近づける為に何通りものチューニングを試行錯誤し、結果としてその音に到達しているイヤホンのことを言いたい。

たまたま組んでみたら、こんな音になった。まぁ、悪くないでしょ?的なイヤホンがなんと多いことか。。。。ビジネスとしては正解なのかもしれないが、趣味の対象としては愛せない。

 

例えば、「空間の広いイヤホン」と謳われているイヤホン。聴いてみると、確かにボーカルあたりの響きがあるが、中域の締まりがない。これって、ドライバ背面の開口を広くしただけの音。それに対する対策が取られていない。それなのに、レビューでは誉められていたり。。。

また、最近は色々とコーティングが施されたドライバを売りにしているイヤホンが多いが、音はそんなに洗練されていない。チューニング技術が追いついていないような印象。もう少し時間が必要なんだと思う。

ドライバ背面の開放の仕方と、筐体の制振の塩梅。そこだけみても、まだ頑張れるのに惜しいなと思える製品が多かった。

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一方で、ドライバの性能差を感じられるイヤホンもあった。購入には至らなかったが、頑張ってるメーカーは確かにある。

 

 

 

ここ数年でイヤホンの音は随分と進化した。だが、まだまだ先は長いと思う。

ワイヤレスイヤホンが流行っているが、ワイヤレス技術がひと段落したら、音質に戻ってくるはず。チューニング技術は基本的には、有線イヤホンと変わらないはずなので、結局は同じ様に音質の話に戻ってくると思う。10年後どうなっているか楽しみだ。

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