5.5ミリを4発だけの時には感動があった。
BA10発クラスに匹敵する解像度と空間。でもそこまで神経質に正確さがあるわけじゃなかった。おちついて楽しめる感じが良かった。
低域に16ミリを入れたり、高域にtwfkを入れたり。確かに再生域は広がるのだけど、BA10発クラスに近づくだけだった。
BA10発クラスを作った後では、作る意味がないと感じた。
zeroaudioのドライバ。1発で聴いてみると驚くほど低音〜高域まで綺麗に出してくれる。これはこれで凄いのだけど、多ドラ機の空間に慣れてしまうと、平面的にしか聞こえない。
そこで、zeroのドライバにtwfkと5ミリを2発追加してみた。あかん、良いけど感動が無い。BA10発に近づくだけ。
気分転換に、先週良いと思ったRHAを聴いた。レンジが広くて音圧もあるけど、ノッペリしてる。うーん。使えないかも。
これまでに作ったダイナミックの多ドラ機。
意外に空間が広くて気持ちいい。それぞれに味があって、とても良い。これはこれで正解だ。特にブルーのモノはSONYのドライバの味がよく出てて、楽しく聴ける。
さて、さて。
聞いていて気持ちいい音の条件が見えてきた。
①解像度
敢えて解像度を落としたら味が出るかと考えたが、やっぱりある程度は必要だ。最低でもBA1発クラスの解像度はないと気持ちよく聞けない。パーカッションの音とかは分離してほしい。つまり、ダイナミックは多ドラ化しないとつかえない。
②空間
RHAやzeroaudioの空間では我慢できない。あまり空間の広さは必要無いかとも考えたが、やっぱりある程度は必要。最低でもダイナミックなら2発以上にしないとダメなようだ。
③低音
低音マニア。でも、低音がモリモリなだけでは他の音をマスクするだけ。マスクしないギリギリを狙ってもいいが、曲を選ぶイヤホンになってしまう。ダイナミック2発のブルーの子がそんな感じ。楽しいけどね。
空間が広くなると、低音がモリモリでも他の音をマスクしない。しかし、仮に低音がモリモリでなくても、充分低音を楽しめる。BA10発のイヤホンでは、ふと気づくと少ない低音でも充分低音を楽しめている。その意味でも空間は大切。
④高域
あまり関心が無い。でも、高域が綺麗に出ると空間が鮮明になる。曲の透明度が上がる。その効果を狙うため、高域がほしい。
⑤中域
今回、ダイナミック5.5ミリを4発入れてみて、不思議な中毒性があった。中域が凄くはっきり聞こえていたからかも知れない。
中域にフォーカスしたイヤホンも面白いかも知れない。
今回は5.5ミリ4発でいってみるかな?
低音マニアの私では考えられないセレクトだけどね。(@ ̄ρ ̄@)
優れたaudioは、次の日に聴きたくなるものだと思う。朝起きて仕事に行く時「あ。あのイヤホン聞きたいな」って思えたら正解。5.5ミリ4発は、実験段階でも何度も聴きたくなったな。
正解かな??