カナル先端部の金網を取り外した。
カナル先端ギリギリにBAドライバがみえる。予想していたフィルターの類は設置されていない。また、音導管の太さが驚くほど細い。BAドライバがギリギリ入るくらいの太さしかなく、スキマは僅かとなっている。
また、BAドライバが高域用と言うには大きい。knowlesで言うなら中域用ドライバくらいの大きさ。音の出口はドライバの角付近にあり、オーディオテクニカの1BA機に似た見た目の印象を受けた。
この作り、構成から考えると、中域〜高域は主にBAドライバが担当し、低域をBAが担当しているように見える。
だが出音には、BAのクセが感じにくく、ダイナミックドライバ的な鳴り方が支配的。
もっとBAっぽくなるような気がするが、不思議な感じ。
また、カナルが短い。BAドライバの外側に真鍮のスリーブが入れられているので、ソコソコの太さがあるが、太い短いカナルをイヤーチップに浅く装着し、イヤーチップの長さで必要な長さを補完するイメージかな。
この方法だと、イヤーチップの種類で音がかなり変わりそうだが、深くまで挿入できるだろうな。
まぁ。そんな考察を加えつつ。。。
カナルの延長用のパイプは外径4ミリとした。音をあまり変えたくなかったので、イヤーチップの内径を意識した。
とにかく、早く使いたかったので、なんの仕掛けもなく、組み付けた。オモリもなし、レジンの追加もなし。ただ、組んだだけ。
筐体が変な形なので若干苦労したが、まぁ無事に入れることが出来た。
なんとなく完成。
今回の作業時間は平日だったので、約2時間。
まぁ、よーくみるとなかなか荒い仕上がり。
少し使ってみたらすぐ分解したくなるだろうから、暫定ということで。
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出音は、ノーマルより高域が出るようになり、柔らかい感じが減った。スーパーウォームというよりは普通のイヤホンに近づいた。
カナル先端部のフィルターを外したせいかな?まぁ、悪くないので少し使ってみよう。
現時点で、優しいJAZZを聴くとなかなかハマる。一方、解像度がBA的なので、アニソンもガチャガチャせず悪くない。うまく育てられたらかなり良くなるかもしれない。
ハイブリッド機には否定的な感情を持っていたが、うまく作ると良い??
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